損保ジャパン、【業界初】沖縄で安心・安全なマリンレジャーを楽しむための「SEAKERセーフティープラン」の提供開始
損保ジャパンと、一般社団法人マリンレジャー振興協会(以下「AMP」)は、沖縄県のマリンレジャーの安心・安全な発展を目指し、「SEAKERセーフティープラン(以下、本プラン)」の提供を9月から開始する。本プランは、ダイビング等のマリンレジャー利用中に装着可能な位置情報センサー「SEAKER(TM)」に、万が一の際の補償をセットしたサービスである。
1.背景
2024年の沖縄県の入域観光客数は995万2,700人※1となり、国内観光客数は過去最高を記録、外国人観光客数についてもコロナ禍前の水準に回復している。しかしながら、同県では2024年の水難事故が過去最多の128件、死者および行方不明者数は45人※2にのぼり、外国人観光客の事故も増加していることから、社会的にも大きな関心事となっている。
「SEAKER(TM)」を活用した見守りサービス事業は、総務省「情報通信技術利活用事業費補助金」の採択事業となっており、AMPは当該事業を通じて「安全で質の高いマリンレジャー体験」を国内外の利用者に提供すべく活動を続けているが、認知と普及が十分とは言えない状況である。
AMPと損保ジャパンは、万が一遭難者が出た場合に備えるため、「SEAKER(TM)」と救援に必要な費用を補償できる「保険」をパッケージプランとすることで、見守りサービスの認知と普及を進める。
※1 出典:令和6年度沖縄県入域観光客統計概況
※2 出典:内閣府沖縄総合事務局「沖縄県における水難事故の発生状況と対策について」
2.サービスの概要
万が一海上で遭難された際でも、見通し100km超の位置情報を発信可能な位置情報センサー「SEAKER(TM)」に、「遭難者の救援に要する費用」を補償する保険を自動付帯とすることで、安心・安全なレジャー体験を提供する。本プランは、沖縄県内でAMPと提携するマリンレジャー事業者を介して利用者に提供されるものであり、ダイビング等の利用申込みと同時に加入できる。
(1)SEAKER(TM)の特徴
ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社が開発したLPWA通信規格「ELTRES」を活用することで、以下のような安定的かつ高品質なサービスを提供することができる。
・GPS/GNSSを搭載し、最大約200時間程度の動作かつ設置済みの受信アンテナから、見通し100km超の位置情報をアプリに事前登録された連絡先へ伝達する。
・「SEAKER(TM)」自体は自立して海面に浮かび、携帯電話/LTE-Mが苦手とする水面からの送信の場合や波高3m以上の荒天の場合でも、安定した通信を提供できる。
(2)セットされる保険の概要
・マリンレジャー利用者が遭難した際の救援にかかる費用につき500万円を限度に補償する。
・家族が駆け付けた際の交通費(1往復分・2名限度)や宿泊料(2名分・2名につき14日分限度)等を補償する。
・マリンレジャー利用中の偶然な事故により死亡または後遺障害が生じた場合に、300万円を限度に補償する。