あいおいニッセイ同和損保、KDDIとレジリエントでより暮らしやすい社会の実現に向けた協業を開始
あいおいニッセイ同和損保と、KDDI株式会社(以下KDDI)は8月28日、覚書を締結し、レジリエントでより暮らしやすい社会の実現に向けた協業(以下本協業)を開始する。
両社は本協業を通じて、KDDIの強みである通信・データを基盤とした各種ソリューションや先進技術の知見、リアルな生活拠点と、あいおいニッセイ同和損保の強みである最先端の保険技術や国内200万台超のテレマティクス自動車保険から得られる走行データ、全国ネットワークなどを組み合わせることで、新たな価値を創出し、大規模災害への備えをはじめとした多岐にわたる社会課題の解決を目指す。
本協業の新たな取り組みとして、大規模災害時における被災者の生活を支援するため、auのスマートフォン向け通信プラン「auバリューリンクプラン」に含まれるサービスとして、震度7の地震発生時に3万円の保険金を支払う「地震の備えサポート(以下本サービス)」(注1)を年内に提供を開始する予定である(注2)。地震パラメトリック保険(注3)が携帯料金プランに付帯される事例としては国内初(注4)となる。
両社は今後も、自社のリソース・アセットに本協業を通じて得た知見を掛け合わせていくことで、持続的に新たな価値を創出し、社会課題解決によるレジリエントでより暮らしやすい社会の実現を目指す。
■背景
近年の大規模地震や気候変動の影響などによる大規模災害の多発に伴い、被災者の生活支援や被災地の早期復興の必要性が高まっている。また、インフラ老朽化への対応、人口減少に伴う労働力不足など、わが国の抱える社会課題は多岐にわたる。
このような環境下で、KDDIはKDDIVISION2030「つなぐチカラを進化させ、誰もが思いを実現できる社会をつくる」を掲げ、「つなぐチカラ」により災害対策・通信基盤の強靭化や地方・都市の持続的発展にむけ「社会課題の解決」に取り組むことを宣言している。
あいおいニッセイ同和損保は「CSV×DX(注5)」の実現にむけ、「まだ誰も知らない安心を、ともに」をキャッチコピーに、レジリエントでサステナブルな社会を支える企業グループの実現に向け「社会課題の解決」に取り組むことを宣言している。
両社は2011年に合弁会社としてau損保を開業し、生活に身近なスマートフォンを通じて自転車保険をはじめとした損害保険を提供してきた。また、2025年5月にはKDDIスマートドローン株式会社とあいおいニッセイ同和損保が社会課題解決・新規事業創出を目的とした業務提携を開始している。両社はこれまでの協業関係を一層発展・拡大し、お互いのリソース・アセットを有機的に組み合わせ利活用することで、より多くの人が安心し、より豊かな社会の実現に向けて取り組む。
■本協業について
KDDIとあいおいニッセイ同和損保は、大規模災害への備えをはじめとした社会課題の解決、より豊かな社会の実現に向けて、以下の領域で協業していく。
①通信と保険の融合による新たなサービス検討内容
通信関連サービスに親和性の高い保険・サービスの共同開発・実装、保険を活用した通信関連サービスの価値向上
auバリューリンクプランの特典として、地震パラメトリック保険の提供を開始(年内予定)
②データ連携による両社サービスの高度化・最適化
KDDIの通信関連サービス、あいおいニッセイ同和損保の保険関連サービスの提供・運用過程で取得・生成される各種データの連携による両社サービスの高度化・最適化
③先端技術を活用した新規領域における、新たなソリューションの検討
ロボットや生成AI、ドローン、自動運転などの先端技術を活用した領域における新たなサービス、先端技術の普及に伴う新たなリスクに対応する保険のパッケージ化の共同開発・実装
■「地震の備えサポート」について
対象となる地震が発生した場合、家屋などの損害状況を確認することなく、気象庁が公表する震度データと加入者の住所情報に基づき、保険金をauPAY残高にチャージ(注6)、もしくはあらかじめ指定した銀行口座に支払う。地震発生後にスマートフォン上で所定の操作をしてもらうことで、最短当日に保険金を受け取れる。なお、操作が行われなかった場合でも、72時間経過後、順次保険金を支払う。
auPAY残高はローソン銀行ATMなどで現金化が可能なため(注7)、財布を持っていない状況でも、スマホ1つで災害時における当座の生活資金として保険金を利用できる。
(注1)「地震の備えサポート」はKDDIが保険契約者となり、あいおいニッセイ同和損保を引受保険会社とする震度連動型地震諸費用保険(地震パラメトリック保険)のペットネームである。
(注2)あらかじめ所定の手続きが必要である。手続きの方法はサービス提供時に改めて案内する。
(注3)観測した震度に基づき保険金が支払われる仕組みの保険である。
(注4)2025年8月28日時点。KDDIおよびあいおいニッセイ同和損保調べ。
(注5)CSV…Creating Shared Value(社会との共通価値の創造)、DX…Digital Transformation(データやデジタルを活用し、価値提供を変革させること)
(注6)auPAYの本人確認が完了していることが必要となる。
(注7)ATM引き出しの際には手数料220円/回がかかる。