アイペット損保、2024年度使用電力の実質100%再生可能エネルギー化を完了
アイペット損保は、2024年度の電力使用に伴う温室効果ガス(GHG)*1排出量を実質ゼロとすることを目的に、国内すべての拠点における使用電力を100%再生可能エネルギー(以下、再エネ)へと切り替えた。*2
同社は、ペット保険の提供を通じて「ペットと人とが共に健やかに暮らせる社会」の実現を目指しており、人間にとっての社会的課題の多くは、飼い主の大切な家族、「うちの子」であるペットにも共通するものと考えている。地球温暖化についても、例外ではありません。温暖化の進行に伴い、近年では猛暑の頻発や平均気温の上昇が深刻化し、ペットの熱中症リスクが増加しているほか、レプトスピラ症やフィラリア症、ダニの媒介による重症熱性血小板減少症候群(SFTS)や日本紅斑熱などへの感染も、より長い期間、より広い地域で憂慮されるようになった。
これまで同社では、ペットの熱中症や感染症等に対するペット保険による貢献(診療機会の創出や治療費負担の軽減)はもちろん、オウンドメディアやメールマガジン等を通じた注意喚起や啓発活動を行ってきた。
そして今回、再エネ電力への切替えを通じ、これらリスクの増加要因と目される地球温暖化そのものの抑制にも貢献する取組みを開始した。これは、単なる電力調達の選択にとどまらず、同社の社会的責任の延長線上にある施策であり、より広い視点からペットと人の健康を守る一助となるものである。
同社はこれからも、ペットと人とが共に健やかに暮らせる社会の実現を目指し、さまざまな社会的課題の解決*3に積極的に取り組んでいく。
*1 GHGとは、温室効果ガス(GreenhouseGas)の略称で、CO2やメタンなど地球温暖化の原因となるガスを指す。
*2 再エネへの切り替えにあたっては、「トラッキング付きFIT非化石証書」を活用している。本証書は、非化石電源由来の電力に付加される環境価値を証書化したもので、発電された電源の種別や産地などの情報を明確に特定できる仕組みである。また、再生可能エネルギーの普及を目的とする「固定価格買取制度(FIT)」の対象電源を含むものであり、環境への配慮と電源の透明性を両立するものとなっている。
*3 詳細については、同社ホームページ内「アイペットの考えるSDGs~ペットと人のSDGs~」を参照。