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損保協会、「保険金不正請求に関する意識調査」を13年ぶりに公表

損保協会は、本年4月に「保険金不正請求に関する意識調査」を実施した。
本調査は、旧ビッグモーター社による保険金不正請求にかかる問題も踏まえ、保険金請求における一般消費者のモラル意識の現状を把握し、今後の対策の検討に向けた基礎データの整理を目的に実施したもので、2012年から13年ぶりの公表になる。
同協会では、調査結果も踏まえながら、損害保険業界での保険金不正請求対策および損害保険制度の社会的役割の周知・啓発をより一層推進していく。
1. 調査結果(概要)
(1)保険金請求を含むモラルに関する行為の許容度
~それくらいなら許せる?ガムのポイ捨てよりも軽い気持ち?~
・保険金不正請求に繋がる行為については、すべての項目で75%以上の人が「許されない」または「どちらかというと許されない」と回答する一方で、複数の項目で「ガム路上捨て」(6.2%)よりも許容される割合が高く、保険金不正請求が軽く捉えられている。
・また、いずれの調査項目も若年層(10~20代)ほど「許されない」の割合が低く、保険金不正請求が軽視される傾向が見られた。
・なお、2012 年調査でもアンケート項目とした「飲酒事実隠匿」「運転手のすり替え」を比較したところ、いずれも「許されない」または「どちらかというと許されない」の回答割合が減少しており、経年比較の側面からも保険金不正請求は軽視される傾向にある。
(2)不正な保険金請求で許容できる金額 ~保険金不正請求は少額であっても許さない!~
・「全く許容できない(0円)」が80%を占め、2012年調査よりも割合が増加しており、金額面では不正請求を許さない姿勢が強い。
(3)不正な保険金請求の被害者 ~保険会社だけが保険金不正請求の被害者ではない?~
・「保険会社」が67.0%で最多。一方、「保険会社の契約者」は43.6%、「被害者がいない」も10%以上おり、保険金不正請求が保険料に影響することが十分に認知されていない。
(4)不正な保険金請求の通報先 ~保険金不正請求は見かけても知らなりふり?~
・「警察」が最多で「保険会社」「官公庁」「損保協会」と続いている。一方、「通報しない」
「通報先が分からない」でそれぞれ約 10%の回答があり、保険金不正請求を見かけても見ぬふりや見逃されるケースもある。
(5)損害保険業界の取組みの認知度 ~保険会社や損保業界は保険金不正請求対策をしていない?~
・「損害保険会社や損保協会が保険金詐欺対策をしていることをまったく知らなかった」と回答した人が約60%となった。
2.調査の実施概要
・調査期間 :2025 年4月25日~26日
・調査対象 :全国の16歳~69歳の男女(有効回答3150サンプル) ※人口構成比率に合わせて回収。
・調査方法 :インターネットリサーチ
・主な調査項目: 保険金請求を含むモラルに関する行為の許容度、不正な保険金請求で許容できる金額、不正な保険金請求の被害者、不正な保険金請求の通報先、保険業界の取組みの認知度

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