あいおいニッセイ同和損保、矢崎ノースアメリカと米スタートアップのMOTERTechnologiesが戦略的資本提携
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あいおいニッセイ同和損保の米国子会社で保険ソフトウェア※1開発等を行うMOTER Technologies,Inc.(以下、「MOTER」)と、矢崎総業株式会社の米国子会社であるYazakiNorthAmerica,Inc.(以下、「矢崎ノースアメリカ」)は、2025年5月14日に資本提携契約(以下、「本資本提携」)を締結した。
※1 車載器等にインストール可能なリアルタイムにリスク分析・保険料計算を行うソフトウェア
1.本提携に至った背景
近年、モビリティ産業は100年に一度の大変革期を迎え、電動化・自動運転・コネクテッドカー・シェアリングエコノミーなどの新技術によって大きく再構築されている。テクノロジーの進化および新たなモビリティサービスの台頭に伴い、新たなリスクの発生や複雑化によりその分析と管理の実行が困難となりモビリティ事業者の大きな課題※2となっている。そこで今般、デジタルトランスフォーメーションの加速による課題解決に向け、米国におけるAIを活用した保険ソリューションの開発・販売を推進すべく、矢崎ノースアメリカとMOTERは本資本提携に至った。
※2 従来のリスク管理手法が通用しない、車両管理者の業務が煩雑化、リスク複雑化に伴う保険コスト拡大等
2.目指す姿
本資本提携を通じて、矢崎グループが有する高度なAI技術と、MOTERが保有する先進的なデータ分析力や米国における保険商品開発に関する知見を組み合わせ、高度なリスク分析と事故削減ソリューションの提供を通じて、より安全・安心で持続可能なモビリティ社会の実現を目指す。
3.提携内容
(1)将来的に可能性を模索する取組領域
1)モビリティ社会における新たな価値創出
保険ソフトウェアを活用した高度なリスク分析とAI技術を組み合わせた交通事故削減ソリューションの提供
2)米国モビリティ市場の共同開拓
両社の強みを活かし、米国における自動車メーカーやモビリティ企業とのビジネスを推進
(2)本資本提携について
出資完了日 2025年6月10日
出資の概要 MOTERが第三者割当増資により矢崎ノースアメリカに対して株式を発行