チューリッヒ保険、神奈川県と大阪府の「チューリッヒの森」にて81名の社員とその家族によるボランティア活動を実施
チューリッヒ保険は4月、神奈川県と大阪府の「チューリッヒの森」にて、社員による森林ボランティア活動を実施した。
●「神奈川県 チューリッヒの森」活動内容
4月12日(土)、社員とその家族59名が参加した神奈川県立21世紀の森では、杉の間伐を行う森林整備班と、木工体験と森林散策による環境学習を行う自然観察班に分かれて活動を行った。この活動は、神奈川県環境農政局緑政部水源環境保全課の職員とかながわ森林インストラクターの会がサポートした。
参加した社員からは、「木の間伐の体験をして、実際に地面に日光が差し込む様子も実感してとても有意義でした」「子どもとの参加であったが、子どもがこれを機に気候変動などの社会問題、そしてボランティアなどに関心を持ってくれたら嬉しいと思っています」「実際に森林保護活動のボランティアにかかわることでしか得られない自然の大切さを実感できたことは大きな体験でした」といった声が聞かれた。
・プロジェクト概要
2023年11月より始動した「神奈川県 チューリッヒの森」プロジェクトでは、神奈川県が実施する森林再生の取組みに同社がパートナーとして参加協力し、ともに未来につなぐ森づくりを進めている。具体的には同社が5年間、県に寄付を行い、それを財源として県が相模川や酒匂川流域の水源地域の森林の整備活動を実施。水源地域の森林を健康で活力ある状態に保ち、次世代に引き継いでいくため、同社の社員も間伐やつる切り、枝打ち、下草刈り、自然観察などの活動を実施し、県と一体となって森林を守っている。
●「大阪府豊能郡能勢町 チューリッヒの森」活動内容
4月19日(土)、大阪府豊能郡能勢町のチューリッヒの森で22名の社員とその家族が参加し、クヌギの苗の植樹と獣害対策用のチューブラー・ネットを設置した。季節外れの暑さの中、森の斜面に60本の苗木を植えた。当日は大阪府森林組合豊能支店も加わり、植樹方法の説明やサポートした。
参加した社員からは、「森は微妙なバランスを保たないと壊れてしまい、保護するにもかなりの時間と労力がかかるものだと再認識しました」「木を植え、育つまでにたくさんのステップと年月がかかること、また森林整備は気候変動だけでなく、里山の再生、文化の保存にも役立つことを学びました」「子どもと参加させていただいたことで、家族全体でも植樹の意味や気候変動について話す機会になりました。今後の苗木の成長も楽しみです」といった声が聞かれた。
・プロジェクト概要
2024年4月より大阪府の「アドプトフォレスト制度」に参加し、大阪府豊能郡能勢町地黄内の森林において「里山活力創造の森づくり活動」を始動した。このプロジェクトでは、大阪府と能勢町が実施する森林保全の取組みに同社が参画し、手入れが行われなくなっていた私有林の再生を目指して活動している。具体的には同社が5年間、対象森林の地拵えや植樹と獣害対策、下刈りなどの森林整備活動を実施するとともに、一部の作業を大阪府森林組合に業務委託。災害に強く、活力のある自然豊かな能勢町の里山を再生し、次世代に引き継いでいくため、同社の社員も植樹や下刈りなどの森林整備を実施し、府と町と一体となって森づくり活動を行っていく。