認知症で行方不明になっている高齢者が日本全国で1万人にものぼるという驚きのニュースが大きな反響を呼んでいます。厚生労働省によれば2012年時点で全国に462万人の認知症の高齢者がいると推定されていますが、これ以外にも軽度認知症と呼ばれる予備軍が約400万人いるということです。あわせると860万人ですから、日本全国で見ると、約15人に1人が認知症およびその疑いがあるということになります。皆さんの隣近所にもごく普通に認知症の方がおられるわけです。これだけ認知症の高齢者がいるにもかかわらず、残念なことに認知症に対する一般の知識、情報はまだまだ薄いものがあります。認知症はもう特別なものではありません。高齢化に伴いだれもがごく普通に発症する可能性のあるものです。家族はもちろんですが、地域社会全体で認知症に関心を持っておいてほしいものです。この小冊子は広く介護業界で使われているもので、認知症に関する入門テキストととして高い評価を獲得しています。わずか30分で読みきれるなかに、認知症に関して知っておきたい情報を網羅しています。介護保障が保険業界のこれからの主要マーケットになるなか、ぜひともご活用をお勧めします。
ISBN 978-4-905451-42-6