マニュライフ・ファイナンシャル・コーポレーション、全社で生成AI機能を導入し社員利用率75%達成
マニュライフ・ファイナンシャル・コーポレーション(以下、マニュライフ)は、全世界の社員の75%以上が、研修や体験型学習、そして2024年に導入された独自の生成AIアシスタントツール「ChatMFC」を通じて、生成AIを活用していると発表した。マニュライフは、約10年前からAIの活用を始め、社員全体にAIツールを浸透させるために積極的な投資を続けている。
同社は、AI技術の利用を広く可能にすることで、社員が日常業務でその効果を最大限に発揮し、業務の効率化とイノベーションの加速を図っている。AIはマニュライフにおいてチームや地域、事業部門を横断して同社のビジネスに欠かせない存在となっている。
マニュライフは責任あるAIの活用に取り組んでおり、技術革新が倫理や安全性、持続可能性の基準に沿うことを確保している。同社の責任あるAIの原則(英文サイトにリンク)は、ソリューションの設計、開発、導入の指針となっており、AIの利用における信頼性と透明性を高めている。
マニュライフは、AIを活用した機能強化を含むデジタル技術によって、2027年までの5年間で投資に対して3倍の収益を上げることを期待している。また、2024年には、グローバルに展開するデジタル施策から6億カナダドル以上の利益を得られると見込んでいる。