ソニー損保、太陽光発電設備「そらべあ発電所」を3園に寄贈
ソニー損保は、環境保全につながる取組みの一環として、2009年3月から約15年にわたって「幼稚園にソーラー発電所を☆プログラム」を運営している。このプログラムは、再生可能エネルギーの普及活動や環境教育を行うNPO法人そらべあ基金(以下「そらべあ基金」)の「そらべあスマイルプロジェクトを通じて、太陽光発電設備「そらべあ発電所」を全国の幼稚園・保育園・こども園に寄贈するもの。
このたび、青森県、熊本県、福島県の3園に「そらべあ発電所」を寄贈することが決まった。青森県の園への同社による寄贈は、今回が初めてである。これにより、同社が寄贈する「そらべあ発電所」は、同プログラム運営開始より約15年で累計40基となる。
なお、寄贈先はそらべあ基金が選定しており、今回選定された寄贈先と選定理由は次のとおりである。
(以下、所在都道府県の五十音順)
【寄贈先】
学校法人高渕学園 認定こども園あかね幼稚園(青森県三戸郡南部町下名久井宗前17-7)
【選定理由】
幼児期の環境学習は生涯にわたる環境保全意識の基礎を培う重要な役割であることから、節水・節電、廃材利用や資源回収といったエコ活動、また四季折々の野菜や花、果樹を育てることで自然の恵みに感謝し、命の大切さや感受性を育む活動に取組んでいる。
照明やエアコンに使う電気を太陽光発電で賄えれば、自然エネルギーを身近に感じて環境を大切にする気持ちも育むことができ、家庭や地域でも環境保全意識を高めていきたいという応募意欲や今後の活躍に期待して選定した。
【寄贈先】
社会福祉法人敬和会 山鹿こども園(熊本県山鹿市山鹿1080番地3)
【選定理由】
自然エネルギーの利活用に大きな関心があり、園舎では地中熱を利用した計画換気システムを導入し冷暖房の空調軽減に役立てるなど、先進的な取組みをされている。また、子どもたちの環境への興味や意識を高めるため、地球温暖化、水や森の保護、食べ物や物の大切さ、節水や節電などのエコをテーマにした紙芝居や絵本を積極的に活用した環境教育に取組んでいる。本プロジェクトを活用して環境教育やエコ活動をさらに充実させたいという意欲を評価して選定した。
【寄贈先】
学校法人白梅 認定こども園子どもの森(福島県会津若松市一箕町大字亀賀字北柳原42-1)
【選定理由】
木造園舎と広い芝生の園庭があり、季節の花や実のなる木が育つ自然に恵まれた環境の中で、「みつけたね、じぶんのいろ」をスローガンに、一人ひとり異なる子どもたちの素晴らしい輝きや個性を大切にした保育に取組んでいる。環境教育の重要性を認識しつつ、子どもたちに分かりやすく伝えることの難しさを感じていた中、そらべあスマイルプロジェクトの活用をきっかけに自然の恵みの大切さを伝える環境教育やエコ活動に取組んでいきたいという意欲や今後の進展に期待して選定した。
各寄贈先の園で、子どもたちが環境や自然エネルギーについて学んでいる様子、園長先生からのメッセージなどを、今後、順次同社ウェブサイトで紹介していく予定である。
ソニー損保は、これからも「幼稚園にソーラー発電所を☆プログラム」を継続し、1基でも多くの「そらべあ発電所」を幼稚園・保育園・こども園に寄贈することで、子どもたちの環境に対する関心を高めるためのサポートをしていく。