新日本保険新聞社・シンニチ保険WEB

エヌエヌ生命、コンタクトセンターにおける通話ログのテキスト化ツールを自社開発

エヌエヌ生命は、コンタクトセンターにおける通話ログのテキスト化ツールを自社開発し、8月に運用を開始した。テキスト化された内容は通話の長さにかかわらず生成AIで要約され、これによりオペレータートレーニングへの活用と応対品質の向上、およびモニタリングなどの業務効率化が可能になる。
自社開発した通話ログテキスト化ツールのポイント:
1.オペレーターの対応における応対品質の向上とモニタリングなどの業務効率化
2.マイクロソフト社のAzure AI Servicesによる音声テキスト変換
3.Chat GPTによるテキストの要約
エヌエヌ生命は法人保険に特化する生命保険会社で、同社のコンタクトセンターではお客さま、代理店および同社の営業担当者から寄せられる年間約10万件の問い合わせに対応している。法人保険に関する問い合わせには一定の専門性と法令等の変更への柔軟な対応が求められることから、オペレーター業務においては、トレーニング内容のアップデートや、応対品質の向上が課題となる。また通話後の音声データ確認を行うモニタリングには、通話時間と同程度の時間を要すため、業務効率化も課題の一つとなっていた。
こうした自社内の課題に迅速に対応するため、エヌエヌ生命は2018年より、アジャイル型(スクワッドチームによるIT開発)およびウォーターフォール型(プロジェクトチームによるIT開発および全社的イニシアティブの実行)のハイブリッド組織の構築と、システム開発の内製化を順次進めてきた。当通話ログテキスト化ツールはアジャイル型組織体制のもとスクワッドチームが10カ月で開発したものである。また運用開始後も継続的にユーザーからのフィードバックに基づき機能強化を図っている。エヌエヌ生命は法人保険をサポートし続けてきたからこそできる、快適でシンプルな手続きを通じ、「進化し続けるソリューション」を提供していく。

関連記事(保険業界ニュース)

損保

三井住友海上、住宅に関する商品・サービス革新に向けたプロジェクト始動

生保

エヌエヌ生命、「オランダスタディツアー2025」の参加者を募集開始

損保

三井住友海上、照会応答機能の高度化に向けた業務特化型LLMを開発

生保

エヌエヌ生命、日蘭協業支援プログラム「MONO MAKERS PROGRAM 2025」の参加者募集を4月7日(月)から開始

生保

SBI生命、自社開発したAI搭載議事録要約アプリ「TEX(テックス)」をリリース

生保

エヌエヌ生命、「マルチステークホルダー方針」

生保

マニュライフ・ファイナンシャル・コーポレーション、全社で生成AI機能を導入し社員利用率75%達成

生保

エヌエヌ生命、変額保険「変額定期」を発売

損保

イーデザイン損保、生成AIを活用した業務支援ツールを開発、事故対応サービス業務を高度化

生保

エヌエヌ生命、福島県浜通り地域の産業復興に向け「東の食の会」への支援を開始