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SBI生命、音声文字起こしと生成AIを活用した自動要約アプリケーション「VOCSSボックス」を開発

SBI生命は、自動文字起こしと生成AIによる自動要約の機能を搭載したアプリケーション「VOCSS(Voice of Customer Scribe Support)」を自社開発し、社内業務へ導入した。
■背景
SBI生命は、従来のお客さま対応業務において、人手による通話記録からの文字起こしと要約を行う作業が非常に時間と労力を要していることを課題として認識していた。VOCSSを社内業務に導入することで、効率的な自動要約、確認と修正作業ができるため、これまでの人手による作業に比べて大幅な業務効率化を実現した。
■システムの概要
VOCSSは、音声からの自動文字起こし機能と、アマゾンウェブサービス(AWS)のAmazon Bedrockで生成AIモデルのClaude3.5Sonnetによる要約機能を搭載し、レポート出力までをワンストップで実行するアプリケーションである。アジャイル開発の手法により、設計・開発・テストを約1カ月で完了した。
【主な特長】
・自動文字起こし機能
音声ファイルから自動で文字起こす。
・要約機能
要約用プロンプトのテンプレートに例えば「概要、原因、対応、詳細」といった項目を指定して要約することができる。
・文字数制約機能
指定した文字数(200~2000文字)を目安として要約することができる。
・マスキングAI機能:
個人情報などマスキングしたい項目をメニュー選択するとAIによりマスキングされた形で要約することができる。
■今後について
VOCSSの機能を順次拡張し、さらなる社内業務の効率化とお客さまサービスの充実をスピーディーに図っていく。

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