三井住友海上、「奨学金バンク」を活用した新たな採用手法を導入~奨学金の返済支援でキャリア(中途)採用を活性化~
三井住友海上は、株式会社アクティブ アンド カンパニーと協業し、9月からキャリア(中途)採用で同社サービス「奨学金バンク」※1を導入する。
本協業を通じて、三井住友海上は採用者の奨学金返済負担を軽減することで、激化する人財獲得競争の中でキャリア(中途)採用を活性化するとともに、持続可能な就学・就職を実現するエコシステムの構築に貢献していく。
※1:2024年3月に開始した日本初の奨学金返済を支援するプラットフォームで、奨学金返済型人材紹介や奨学金返済支援等のサービスを提供している。
1.背景
日本の奨学金利用率は49.6%※2、総貸与人数は483万人※3と多くの学生が利用する一方、自己破産者は約1.5万人※4に上り、結婚・出産等のライフステージの変化に積極的になれないなど、奨学金返済の経済的負担が社会課題となっている。
また、求人企業にとっても少子高齢化による生産年齢人口の減少、キャリアや価値観の多様化などにより、人財獲得競争が激しさを増している。
そのような中、同社は社会課題の解決と人財確保の双方に寄与する「奨学金バンク」の導入を決定した。
※2:大学昼間部における2020年の奨学金利用率(独立行政法人日本学生支援機構調べ)
※3:2022年末に奨学金の返済を開始している人数(独立行政法人日本学生支援機構調べ)
※4:2016年~2020年における奨学金の負債を含む破産者数(自己、保証人、連帯保証人含む)(独立行政法人日本学生支援機構調べ)
2.「奨学金バンク」の概要
奨学金バンクに登録した求職中かつ奨学金返済中の人財を求人企業に紹介するサービス。
本サービスを通じて採用した場合、求人企業からの紹介手数料を原資に、毎月一定額を採用者に代わって独立行政法人日本学生支援機構に返済し、採用者の経済的負担を軽減する。
3.今後の展望
同社は、アクティブ アンド カンパニーと協業し、今後は同社が委託する保険代理店に対しても本サービス導入を促していく。
また、「奨学金バンク」に登録する求職者が安心して日常生活を送ることができるよう、補償制度や支援サービス等を共同開発し、提供していくことを予定している。
<参考>会社概要
・株式会社アクティブ アンド カンパニー
本社所在地:〒102-0074 東京都千代田区九段南3-8-11 飛栄九段ビル5階
設立:2006年1月5日
代表者:代表取締役社長 兼 CEO 大野 順也
事業内容:組織・人事コンサルティング事業、
奨学金返済支援事業(奨学金バンク) 等
URL:https://www.aand.co.jp