あいおいニッセイ同和損保、三井住友海上、「au海外放題/世界データ定額専用海外旅行保険」を提供開始
あいおいニッセイ同和損保、三井住友海上、ならびにTractableLtd.(以下「トラクタブル社」)は、7月16日より、お客さまが撮影した住宅の外観写真をAIが分析し、損傷の有無等を診断したレポートを提供するサービスを開始する。
本サービスの提供を通じて、お客さまの住宅の適切な維持・管理を後押しするとともに、損傷状況等の蓄積データを活用することでアンダーライティング力の向上を目指していく。
1.背景
日本の住宅を取り巻く環境は、多発・激甚化する自然災害をはじめ、インフレ等による建築価格の高騰、人口減少に伴う空家の増加など、さまざまな課題を抱えている。これらの解決には、住宅の定期的な診断とメンテナンスにより、良好な状態を保ちながら長く住み続ける必要がある一方、「住宅を定期的に診断し、管理する」という意識が定着していないという課題がある。
また、火災保険の支払保険金は、建築からの経過年数に応じて増加する傾向にあり、大規模な自然災害が発生した場合には、その傾向が顕著に現れる。
このような中、3社は、住宅の外観写真を撮影するだけで、お客さま自身で簡単に住宅の状態を確認できる診断サービスを開発した。
2.本サービスの概要
戸建住宅等の所有者を対象に、お客さまがスマートフォン等の専用アプリ※で撮影・送信した住宅の外壁や雨どいの画像をAIが分析し、検知した建物の損傷箇所等を「診断結果レポート」として無償提供する。
3社は、火災保険の損害サービス領域における「建物損害額算出システム」で協業しており、本システムで活用実績のあるトラクタブル社のAI技術を活用することで、精度の高いレポートの提供を可能にした。
※三井住友海上「スマ保」、あいおいニッセイ同和損保「あいおいニッセイ同和損保アプリ」の他、専用チラシに掲載する二次元バーコードからも利用できる。
3.今後の展開
7月16日より、三井住友海上とあいおいニッセイ同和損保は、両社の個人向け火災保険※2契約時に本サービスを活用した現況確認を開始する。お客さまが建物の損傷状況等を認識し、建物管理に対する関心や防災・減災意識の向上を図ることで、お客さまとともに安全・安心な住宅づくりを実現していく。
また、本サービスで蓄積したデータを活用し、火災保険の安定的な引き受けを実現する仕組みを構築していく。
※2:三井住友海上「GKすまいの保険」、あいおいニッセイ同和損保「タフ・すまいの保険」