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三井住友海上、リフォームを通じた自然災害被害の軽減に向けて協業

三井住友海上と株式会社LIXILは、4月10日より、激甚化する自然災害の被害軽減を目的に協業を開始する。
協業にあたり、LIXILが販売する「防災リフォーム※」を三井住友海上の「補償前後のソリューション」に追加し、住宅の強靭化によって防災につながるリフォームの提供を行う。
本取組みを通じて、お客さまに安心・安全を提供し、レジリエントでサステナブルな社会の実現に貢献していく。
※LIXILの住宅用建材(屋根材Tルーフシリーズ、カーポートSW等)を用いたリフォーム取組の総称
1.協業の概要
三井住友海上では、2023年4月から保険本来の機能である補償に加え、事故の未然防止や事故発生後の早期回復に資する「補償前後のソリューション」を提供している。
今回、災害に対して住宅物件を強靭化するLIXILの「防災リフォーム」を2024年4月に新たにラインアップに追加することで、災害事故の未然防止・被害軽減を目指す。
ソリューションは、三井住友海上の全国にある保険代理店がLIXILに取り次ぎ、LIXILのグループ会社である株式会社LIXILトータルサービスが防災リフォームを実施する。
2.背景
大型台風や局所的な大雨など、自然災害の激甚化が社会問題となっている。三井住友海上では、個人向けの火災保険で支払う保険金のうち、約4割が風・雹・雪災という自然災害に起因している。
一方、LIXILでは、Tルーフシリーズをはじめとした自然災害に強い先進的な住宅用建材を開発し、販売している。災害から住宅を守るLIXILの住宅用建材を、三井住友海上の全国の保険代理店網を通じて提供することで、お客さまの事故防止や被害軽減が実現できると考え、今般協業に至った。
3.今後の展開
両社は、リフォームした物件の築年数ごとの状態や災害時の被害状況を把握・検証し、防災や事故削減、被害軽減につながる商品・サービスのさらなる開発を目指していく。
また、防災分野に加え、脱炭素分野・ヒートショック防止における協業を2024年度中に開始する予定である。

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