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MS&ADホールディングス、企業のネイチャーポジティブ転換に向けたソリューションカタログ公開

MS&ADホールディングス、三井住友フィナンシャルグループ、日本政策投資銀行、農林中央金庫によるネイチャーポジティブに向けた金融アライアンス(FANPS)は、企業の持続可能な成長を支援するため、ネイチャーポジティブに資するソリューションをカタログ化し、3月4日にオフィシャルサイト上で公開した。7日にフォーラムを開催し、このカタログの解説やTNFD対応支援サービス等の実績報告、およびこれらを通じて認識したネイチャーポジティブへの転換に向けた課題等について論議する。
1.ネイチャーポジティブに資するソリューションカタログの無償公開
事業活動において発生する、自然への過度な依存やネガティブなインパクトの削減・緩和、または 自然を再生するソリューションを取りまとめた「Solution Catalogue Toward Nature Positive」(NPSカタログ)を作成し、オフィシャルサイトに無償公開した。NPSカタログは、自然関連の取組推進の手がかりとなるように、内外の動向を踏まえて、掲載内容の拡充や見直しを行っていく。
【カタログの特徴】
自然関連リスクの分析方法やツール、リスクの緩和に寄与するソリューションを調査し、TNFDのインパクトドライバー(影響の要因:気候変動、陸や海等の利用変化、資源利用、汚染、侵略的外来種)ごとに整理してネイチャーポジティブに向けた取組に役立つカタログとしてまとめた。
事業地に適用するもののみならず、サプライチェーン全般を掲載対象としている。
2.今後の展開 ~分析サービスの共同提供や関連スタートアップ企業等への支援~
FANPSは、TNFD開示提言への対応度を診断する「TNFD対応支援サービス」を2023年10月から提供している。開示への関心が高い企業においても、約9割が、事業を展開する地域における自然への依存や、自然に与えるインパクトの分析・評価がまだできていないという結果となった。
ネイチャーポジティブへの転換を目指す場合、TNFD提言で推奨されているLEAPアプローチが有効となる。その中で対応を優先すべき地域の特定(Locate)は、すでに様々な セクターや企業で取組みが模索され、開示されている。しかし依存とインパクトの診断(Evaluate)や、リスクと機会の評価(Assess)は、より専門的な分析が必要なため、取組みがまだあまり拡大していない。Evaluate や Assess は、実効性のある取組みと目標設定、および進捗管理のために不可欠であり、有益なサービスの提供が求められている。
FANPSは、NPSカタログを作成する過程で蓄えた知見を活用し、ネイチャーポジティブ転換への支援を加速する。ネイチャーポジティブに資する技術等を引き続き発掘し、Evaluate・Assess における分析サービスを提供するほか、スタートアップ企業等の育成に向けたファイナンス面での連携、自然に与えるインパクトの定量評価や認証およびセクター単位での課題や対応方法を把握するための共同調査等も視野に入れ、アライアンスの強化と発展を段階的に図っていく。

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