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損保ジャパン、ビッグモーター社による一連の不正事案に関する顧客対応で追加の取組みを発表

損保ジャパンは、ビッグモーター社(株式会社ビッグモーター、株式会社ビーエムホールディングス、株式会社ビーエムハナテンの3社をいう)による自動車保険金の不正請求について、保険金不正請求を防げなかったこと、大切な車の修理に際してお客さまにビッグモーター社の自動車修理工場を紹介していたこと、お客さまの大切なお車に損傷が加えられていた可能性があったことを極めて厳粛に受け止めている。
現在、同社は、ビッグモーター社で修理をされたお客さまの不安の解消と不正請求の被害にあったお客さまの被害からの回復を最優先として、各種取組みを全力で進めている。8月3日に公表している取組みに加え、以下の新たな取組みを開始する。
1.自動車保険金の不正請求被害にあわれた可能性のあるお客さまへの対応
同社は、ビッグモーター社による保険金の水増し請求がなければ、事故の修理に自動車保険を使用しなかった可能性があるお客さまについて、8月1日から同社による自主調査を実施している。
 これまで、ビッグモーター社からお客さまへの連絡を待つことなく、同社から自動車保険の等級訂正手続き等の案内を行ってきたが、正しい修理代金が確定するまでに時間がかかっていた。
9月1日から、同社による調査が完了した時点で、お客さまに案内をする方式へ変更し、速やかな等級訂正手続き等を案内していく。
2.同社の紹介によりビッグモーター社で修理を受けお客さまへの対応
同社は、ビッグモーター社での修理内容に不安がある場合には、お客さまのお車の安全性の点検に要する費用を同社負担で行うための手続き等に関する案内を9月1日から新たに開始する。
また、ビッグモーター社でお客さまのお車の修理が適切に実施されていたのかを無償で調査するサービスの提供についても、現在検討している。

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