朝日生命、アフリカ開発銀行が発行する『ソーシャルボンド』に投資並びに引き受けを発表
朝日生命は、アフリカ開発銀行(以下「AfDB」)が発行する『ソーシャルボンド』(以下「本債券」)への投資を行った。本債券は、AfDBが初めて本邦の機関投資家に向けて発行するソーシャルボンドとなる。
なお、株式会社大和証券グループ本社傘下の大和証券キャピタル・マーケッツヨーロッパリミテッドが本債券の単独引き受け主幹事を務めた。
<本債券発行の背景>
AfDBは1964年に設立された、アフリカにおける持続可能な経済開発と社会発展の促進を使命とする国際開発銀行である。現行の10年長期戦略において、アフリカの成長の質を高めるためにインクルーシブな成長とグリーン成長への移行の2つの目標に重点を置いて取り組んできている。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の長引く影響により、アフリカにおける貧困削減への取組みの成果に遅延が生じると見込まれている。
加えて、アフリカは小麦やトウモロコシ等の食料輸入をウクライナ・ロシア両国に依存しているため、足元の政情不安が食料事情の悪化を招き、エネルギー価格の上昇とも相まって、もともと脆弱な立場に置かれている人々がいっそう困難な状況となっている。
本債券への投資資金は、貧困の削減やインクルーシブな成長につながる適格プロジェクトに充当され、食料不安の解決をはじめ、基礎的インフラ(電力、水と衛生、交通)、基本的サービス(医療、教育、職業訓練)、金融サービスへのアクセス改善や雇用創出など、社会経済的発展とエンパワーメントをもたらすことが期待される。
<本債券の概要>
発行体名称 アフリカ開発銀行(AfDB)
投資金額 55百万豪ドル(約51億円)
償還期間 10.5年
引き受け 大和証券キャピタル・マーケッツヨーロッパリミテッド
同社は、中期経営計画「Advance~The road to 2030~」で持続可能な社会の実現に貢献し、社会への責任を果たしていくことを目指しており、今後もESG投融資を一層推進していく。