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住友生命、アジア開発銀行が発行するヘルス・ボンドへ投資

住友生命は、アジア開発銀行(以下「ADB」)が発行する、アジア・太平洋地域における医療環境の改善を目指すヘルス・ボンド(以下「本債券」)への投資(約100億円)を決定した。
ADBは、豊かでインクルーシブ、災害等に対しても強靭で、持続可能なアジア・太平洋地域の実現を目指す多国間開発金融機関であり、貧困の撲滅に向けた活動も続けている。68カ国が参加し、そのうち49カ国はアジア・太平洋地域の国々である。ADBは加盟諸国に対し、融資や技術援助、助成金を提供し、投資を行う役割を担っている。
ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ※の実現を目指すADBは、保健セクター向けの投資を拡大させ、アジア・太平洋地域すべての人々が安定した医療サービスにアクセス可能となるための支援を行っている。また、地方における基本的な医療サービスを拡充することにより地域の発展を促し、長く続く貧困問題や不平等の是正に尽力している。
本債券により調達した資金は、発展途上の加盟国におけるパンデミックの影響を軽減するため、盤石な医療ネットワークを構築する目的に充当される予定である。具体例として、フィリピンの医療体制を強化するプロジェクトがある。このプロジェクトでは、現地の病院での医療機器の入替えや、検査用品および個人防護用具を提供する活動が進められてる。また、同国の新型コロナウイルスの検査能力を1日当たり11,000件増強するため、検査施設2カ所の建設が進められている。
※ ユニバーサル・ヘルス・カバレッジとは、すべての人々が必要な保健医療サービスを、必要なときに、負担可能な費用で享受できる状態をいう。
◆債券の概要
・発行体
アジア開発銀行(Asian Development Bank)
・投資金額
120百万豪ドル(約100億円)
・期間
10年

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