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JA共済連、令和3年度上半期業績を発表

JA共済連は、令和3年度上半期(令和3年4月1日~令和3年9月30日)の業績を発表した。
1.主要業績
(1)新契約高
①生命総合共済
生命総合共済の新契約高は、件数で82万7千件(前年同期比145.0%)、保障共済金額では1兆7,564億円(同99.6%)となった。
また、JA共済連が収納した共済掛金は、6,091億円(同106.2%)となった。
②建物更生共済
建物更生共済の新契約高は、件数で51万6千件(前年同期比80.2%)、保障共済金額では7兆7,430億円(同78.4%)となった。
なお、JA共済連が収納した共済掛金は、2,671億円(同111.6%)となった。
③自動車共済・自賠責共済
自動車共済の新契約高は、契約件数で403万9千件(前年同期比99.8%)、JA共済連が収納した共済掛金は1,321億円(同100.2%)となった。
自賠責共済は、契約台数で162万4千台(同101.8%)、JA共済連が収納した共済掛金は227億円(同94.0%)となった。
(2)保有契約高
生命総合共済および建物更生共済合計の保障共済金額は、234兆5,734億円(前年度末比98.3%)となり、前年度末に比べ4兆1,706億円の減少となった。
(3)主要収支状況等
①受入共済掛金
受入共済掛金は、生命総合共済が増加したことなどにより、前年度上半期に比べ939億円増加の2兆5,341億円となった。
②支払共済金
支払共済金は、建物更生共済の満期共済金が増加したことや前年度末に発生した自然災害にかかる支払共済金が当年度に計上されたことなどにより、前年度上半期に比べ2,429億円増加の2兆2,572億円となった。
③正味財産運用益
正味財産運用益(財産運用収益-財産運用費用)は、前年度上半期に比べ323億円減少の4,450億円となった。
④経常利益
経常利益は、前年度上半期に比べ679億円減少し、1,858億円となった。
(4)資産の状況
総資産は、前年度末に比べ1,043億円減少し、57兆9,319億円(前年度末比99.8%)となった。そのうち運用資産は、前年度末に比べ621億円減少し、56兆862億円(同99.9%)となった。
2.基礎利益
基礎利益は、自然災害にかかる支払共済金の増加にともない危険差損益が減少したことから、前年度上半期に比べ728億円減少の2,788億円となった。
3.支払余力(ソルベンシー・マージン)比率
支払余力(ソルベンシー・マージン)比率は、国内外株式相場の上昇などにより、前年度末から57.4ポイント増加の1,334.3%となった。

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