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SOMPOホールディングス、介護用シャワー入浴装置「美浴(びあみ)」最新モデルの改良に「FutureCareLabinJapan」が協力

SOMPOホールディングスとSOMPOケア株式会社(以下、「SOMPOケア」)は、2019年2月に「人間」と「テクノロジー」の共生による新しい介護のあり方を創造するプロジェクト「FutureCareLabinJapan」を始動し、開設した研究所(以下、「ラボ」)において国内外の最新テクノロジーの実証などを行っている。このたびラボは、エア・ウォーター株式会社(以下、「エア・ウォーター」)が製造・販売する介護用シャワー入浴装置「美浴(びあみ)(NB2500)」(以下、「美浴」)のリクライニングチェア改良に協力し、完成した商品が9月14日、販売開始になった。
1.背景・目的
現在、介護現場の業務効率化・省力化を目的に、ICTや介護ロボットなどのテクノロジーを駆使した技術の開発が進み、活用も広がりつつある。
SOMPOケアでは、2019年から「美浴」を介護付きホーム8施設に導入しており、利用者および現場職員から好評を得ている。一方で、ラボでは導入したテクノロジーに関して現場から使用感などをヒアリングしており、「美浴」の改良をすることで、利用者の快適性、職員の利便性のさらなる向上が、期待できることがわかってきた。そこでラボとエア・ウォーターとの間で意見交換を重ね、2020年6月から本格的に改良に向けた協力体制を敷き、開発・実証に取り組むことになった。
2.概要
(1)介護用シャワー入浴装置「美浴(NB2500)」について
独自のドーム構造により身体の露出を減らし、利用者のプライバシーに配慮しながら、ミストシャワーによるサウナ効果で身体をしっかり温め、上質な入浴感を演出するリクライニング式シャワー入浴装置です。お湯を貯める必要がないため、利用者は溺れる心配なく、心地よく快適に入浴できる。加えて、通常は2名体制で行う特殊浴槽での入浴介助が1名で実施できるため、介助者の負担軽減も実現している。
商品についてはこちらから確認。
https://site.awi.co.jp/product/viami/nb2500.html
(2)リクライニングチェアの主な改良点
「リクライニングチェアから立ち上がりにくいご利用者がいる」というSOMPOケアの現場職員の声に基づき、改良に着手した。SOMPOケアの理学療法士や介護福祉士の専門意見を取り入れた試作機をつくり、ラボで実証を重ね、利用者だけではなく職員も安心・安全に使える商品への改良を目指した。
①シートマットの改良
②レッグサポートの改良
3.今後について
FutureCareLabinJapanでは、多くの介護現場で活用できるテクノロジーの実証評価・開発・改良を進めていくとともに、導入後のテクノロジーにおいても、本事例のように利用者や現場職員の声を反映させた製品開発や改良を行っていく。今後も社会課題の解決に積極的に取り組み、持続可能な社会の実現に向けて貢献していく。

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