東京海上ホールディングスとSAPジャパンが協業開始
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東京海上ホールディングス(以下「東京海上HD」)とSAPジャパンは、中堅・中小製造業者が抱える経営課題を解決するとともに、デジタルトランスフォーメーション(DX)の実現を支援していくため、協業を開始する。東京海上グループがもつ企業の事業活動に関わるリスクデータとSAPジャパンがもつ企業向けシステムから得られる事業活動データを掛け合わせることで、中堅・中小製造業向けの新たなサービス・ソリューションを共同で開発することを目指す。
◆協業の主な取り組み
東京海上HDとSAPジャパンは、以下の3分野で協業を推進していく。
①ERPシステム※のデータ活用による商品・サービスの開発
中堅・中小製造業の事業に関わるデータを集約し可視化するSAPジャパンのERPシステムを両社のネットワークを活用しながら普及していく。また、ERPシステムに蓄積された企業の事業活動データと東京海上グループの事故データや保険料算出に関わるアルゴリズムを連動させることで、企業の事業リスクを洗い出し評価できるソリューションを共同開発し、データ連動型の保険商品や新たなリスクマネジメントサービスの提供につなげていく。
※ ERPシステムとは、Enterprise Resource Planningの略で、企業の会計・人事・生産・物流・販売等の業務を統合し一元化を図るための基幹システムのこと。
②サプライチェーンリスクに関わる商品・サービスの開発
SAPジャパンのサプライチェーンマネジメントシステムに蓄積されたデータと東京海上グループがもつ事故データを連動させることで、企業のサプライチェーンリスクを洗い出し評価できるソリューションを共同開発し、データ連動型の保険商品や新たなリスクマネジメントサービスの提供につなげていく。
③IoT・スマートファクトリーに関わる商品・サービスの開発
SAPジャパンのIoT・スマートファクトリー関連システムに蓄積されたデータと東京海上グループがもつ事故データや保険料算出に関わるアルゴリズムを連動させることで、機器設備や工場生産実行過程全般におけるパフォーマンス管理やリスク予兆検知につながる保険商品や新たなリスクマネジメントサービスの提供につなげていく。