新日本保険新聞社・シンニチ保険WEB

SBI生命、「保険数理システム」を全面刷新

SBI生命は、保険数理システムを全面刷新し、6月より稼働を開始した。本取組みは、SBI生命が推進するDX(デジタルトランスフォーメーション)の一環として、現行システムの再構築により計算処理能力の大幅な向上を実現するものである。
◆「保険数理システム」刷新プロジェクトの特長
(1)開発期間は約6カ月
生命保険業における主要なシステムの一つである保険数理システムについて、約6カ月での短期間開発を実現した。コンバージョンツールを活用して既存プログラム資産を新たなプログラム言語に書き換えるなど作業量を圧縮するとともに、開発の早期段階から新プログラムの実行・検証環境を立ち上げ、処理実行からアウトプットデータの検証を自動化することで、さらなる開発期間の短縮を図った。
(2)計算処理能力は現行システム比で70倍以上に向上
膨大な契約データに対する責任準備金計算、予定事業費枠計算等の保険数理計算について、処理の効率化およびプロセスの最適化を実施し、計算処理能力で現行システム比70倍以上という大幅なパフォーマンス改善を実現した。
(3)DX(デジタルトランスフォーメーション)への取組
現行保険数理システム(レガシーシステム)の全面刷新を行う本取組みにより、今後のビジネス環境の変化に柔軟に対応することが可能となった。今後、次世代データウェアハウス(DWH)基盤のクラウド化や、AI等を活用した経営分析機能の導入等に素早く対応できる環境を順次整備していく予定である。

関連記事(保険業界ニュース)

生保

ソニー生命、経済産業省令和5年度補正「ライフステージを支えるサービス導入実証等事業」に係る取組結果を公表

損保

SBI損保、【ダイレクト型損保初】MS&ADインターリスク総研と降雹予測モデルの構築および精度検証を目的としたPoC(概念実証)を実施

生保

SBI生命、就業不能保険「働く人のたより」が「価格.com保険アワード2025年版」で初の第1位を受賞

生保

SBI生命、3年連続でHDI格付けベンチマーククオリティ格付け「三つ星」を獲得

生保

SBI生命、自社開発したAI搭載議事録要約アプリ「TEX(テックス)」をリリース

生保

東京海上日動あんしん生命、生成AIを活用した「お客様の声」の分類・分析を高度化

生保

SBI生命、社会福祉法人日本聴導犬協会に寄付

生保

ソニー生命、タカラトミーアイビスと、新コンテンツ「ライフプランナーとはしりぬけ!みらいランナー」を開発

生保

住友生命、スミセイ情報システム、アビームコンサルティング、日本オラクルと会計システムの刷新プロジェクトを開始

生保

SBI生命、保険市場「2025年版最も選ばれた保険ランキング」にて「クリック定期!Neo」と「SBI生命の終身医療保険Neo」、「働く人のたより」が第1位を獲得し8冠達成