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日本生命、健康・医療領域のベンチャーファンドへの投資を通じたインパクト投資を実施

日本生命は、この度、健康・医療の領域で社会的インパクトの創出を志向する企業に投資するファンドへの投資を決定した。
具体的には、同社子会社であるニッセイアセットマネジメントが運用するファンドを通じ、GroveStreetAdvisors,LLC(以下「GroveStreet社」)の関連会社が運用する「LifeScienceImpactProgram,L.P.」(以下「同ファンド」)に、約100百万米ドル(約105億円)投資するものである。同ファンドは健康・医療領域の複数の優良ベンチャーファンドに投資し、経済的リターンの獲得と同時に、社会的インパクトを創出、計測し、SDGs達成への貢献を企図するファンドである。
同ファンドの実質的運用者であるGroveStreet社は、未公開株式ファンドへの投資を専門に行う運用会社である。特に健康・医療領域のベンチャーファンドへの投資を強みとしており、長期にわたる良好なトラックレコードを有している。
なお、同ファンドの投資対象は、世界の人々のクオリティ・オブ・ライフ向上や健康長寿の実現を目指す創薬、医療機器開発といった領域を中心にしており、新型コロナウイルス感染症拡大下で抗体研究や早期のワクチン開発への取り組みを通じ、喫緊の社会課題の解決に資するインパクト創出を志向する企業も含まれる。
同社は、環境や地域・社会と共生し、経済・企業と安定的な成長を共有していく観点から、環境問題の解決や社会貢献に資するESG投融資を積極的に推進しており、SDGsの達成に貢献するインパクト投資もその一つと位置付けている。同ファンドへの投資を通じ、GroveStreet社と協働して医療領域でのインパクト計測にかかる知見を蓄積し、同社のインパクト投資の拡大・発展に活用していく。
今後も、社会公共性・投資採算性をふまえ、ESG投融資を推進することで、契約者利益の一層の拡大に努めるとともに、持続可能な社会の形成に寄与していく。
<同ファンドの概要>
名称    LifeScienceImpactProgram,L.P.
運用者   GSAPartnersLSIP,LLC
投資対象  SDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」の達成への貢献が期待される、未公開企業の株式を投資対象とする複数の健康・医療領域のベンチャーファンド
投資地域  グローバル
同社投資額 100百万米ドル(約105億円)

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