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東京海上日動、納品した部品や原材料の欠陥・仕様不適合による回収費用等を補償する「品質不良・納期遅延損害担保特約」を発売

東京海上日動は、製造・販売した商品によって発生した対人・対物事故による損害を補償する「生産物賠償責任保険(PL 保険)」において、納品した部品や原材料の欠陥・仕様不適合による回収費用等を補償する「品質不良・納期遅延損害担保特約」を 2020 年 1 月から発売する。
1.開発の背景
近年、デジタル技術の進展による製品スペックの高度化・複雑化や、消費者の権利意識の高まりに伴い、製造業・販売業を取り巻く損害賠償リスクは多様化しており、経営上重要な課題の一つとなっている。
また、東京海上日動リスクコンサルティング株式会社が実施したアンケートによると、製造業者の約 6 割が特に重視しているリスクとして、「製品・サービスの欠陥」を挙げており、納品した製品の仕様不適合(規格外品)や納期遅延による損害賠償リスクや、それらの事故の発生や拡大を防止するための不良品の回収や代替品の再製造に関するリスクについては、社会的なニーズが高まっていると考えられる。
このような状況を踏まえ、同社は従来の生産物賠償責任保険(PL 保険)では補償されないこれらのリスクから、製造業や販売業を営む事業者の皆様をお守りすべく、新たな補償を開発した。
2.「品質不良・納期遅延損害担保特約」の特徴
製品の欠陥・仕様不適合や、火災や不測かつ突発的な事由による製造設備の故障により納期不能・納期遅延が生じたこと等によって、取引先やユーザー等から受ける賠償リスクを補償する。
また、納品した部品や原材料に欠陥・仕様不適合が生じた場合に、事故の発生や拡大の防止を防ぐ目的で納品先からの回収費用や代替品の製造費用が生じた場合、それらの費用についても補償する。
なお本補償は、「生産物賠償責任保険(PL 保険)」に加入しているお客様を対象にした、任意で加入できるオプションの補償。
同社では今後も、新たなリスクからお客様をお守りするべく、最適な商品・サービスの開発・提供を進めていく。

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