ソニー生命、独立行政法人国際協力機構(JICA)が発行する「ソーシャルボンド」へ投資
ソニー生命は、資産運用を通じた社会貢献への取組として、2019年9月に独立行政法人国際協力機構(理事長:北岡伸一、以下「JICA」)が発行する「ソーシャルボンド」である「JICA債」へ6億円の投資を実施した。「ソーシャルボンド」とは、調達された資金が社会課題の解決に資する事業に充当される債券。特に、JICA債には独立した第三者機関である株式会社日本総合研究所より、国際資本市場協会(International Capital Market Association: ICMA)が定義するソーシャルボンドの特性に従った債券である旨のセカンド・オピニオンが付与されている。JICA債で調達された資金は、全額がJICAの実施する有償資金協力事業に充てられ、開発途上国の社会課題を解決するための融資に活用される。主な融資対象は大規模インフラ整備事業や貧困削減、人材育成を目的としたプロジェクト等。また、JICA債の発行は2016年12月に策定された日本政府の「持続可能な関発目標(SDGs)実施指針」における具体的な施策の1つとして挙げられているもの。
今般、同社が投資したJICA債は、2019年8月末に開催された第7回アフリカ開発会議(TICAD7)にあわせて発行された、アフリカ向けの有償資金協力事業を資金使途とする債券(TICAD債)。調達された資金は、SDGs達成に向けた進捗が遅れているアフリカ諸国への有償資金協力に充当される予定。
<本債券の概要>
債券名:第50回国際協力機構債券
発行体:独立行政法人国際協力機構(R&I格付け:AA+、S&P格付け:A+)
償還年限:10年
発行総額:120億円
利率:0.055%