損保ジャパン日本興亜、サリバテックとの業務連携
損保ジャパン日本興亜は、唾液でがんの罹患リスクを測定する技術を持つヘルスケアベンチャーであるサリバテックと、お客さまの「健康」に資する最高品質のサービスを提供するため、がんの早期発見や生活習慣病予防の啓発に資する「セルフ・ヘルスケア」の実現に向けた業務連携、協力を進めることに合意した。
また、損保ジャパン日本興亜のグループ持株会社であるSOMPOホールディングスは、8月30日付で、サリバテックに出資した。
◆背景と目的
損保ジャパン日本興亜は、安心・安全・健康に資する最高品質のサービスの提供を目指して、新たな価値を提供していくことで、お客さまからの支持を得られるよう取り組んでいる。特に近年では慶應義塾大学先端生命科学研究所との包括連携協定に代表されるように、優れた研究開発機関やベンチャー企業などとの提携・投資・人材交流を通して、安心・安全・健康の領域で、さまざまな社会的課題の解決につながるような新事業創造にチャレンジしている。
サリバテックは、慶應義塾大学先端生命科学研究所の研究成果を基に、2013年に設立されたヘルスケアベンチャーである。メタボローム解析※1に関する技術や高度なデータ解析のアルゴリズム開発技術を基盤とし、唾液中の代謝物質を解析してがん罹患リスクを判定する「SalivaChecker(R)※2」を開発、提供している。
損保ジャパン日本興亜とサリバテックは、健康寿命の延伸という社会的課題の解決に向けて、最高品質の健康増進サービスの研究・開発に共同で取り組むために業務連携・協力を進めていく。
※1 メタボローム解析
細胞の活動によって生じる特異的な代謝物質の種類や濃度を網羅的に定量解析する手法。疾患発症因子のスクリーニングやバイオマーカー探索等の分野への応用が期待されている。
※2 SalivaChecker(R)
サリバテックが提供する、唾液を用いてがんに罹患しているリスクを調べる検査サービスの名称。唾液中の代謝物質の濃度を高精度に分析し、がんの異常値を示す物質の濃度をAI等で解析することで、現在のがん罹患リスクを判定。