SOMPOホールディングス、「SOMPOウェルビーイング株式会社」設立~年を重ねることをポジティブに捉えられる社会の実現に向けて
SOMPOホールディングスは、10月1日、少子高齢化から生じる健康・介護・老後資金に関する3つの「不」※1の解消や仕事と介護の両立支援サービスの提供を行う新会社「SOMPOウェルビーイング株式会社」を設立した。既存の枠組みを超えた発想とスピード感を持って社会課題の解消に取り組むことで、年を重ねることをポジティブに捉えられる社会の実現を目指す。
※1 「健康の不」:平均寿命と健康寿命のギャップ、「介護の不」:介護の担い手の減少、および「老後資金の不」:老後資金を自分で備えられる割合が低いことなどから生じる課題。
1.背景と目的
少子高齢化の加速により、多くの人々が年を重ねるにつれ、健康・介護・老後資金に関するさまざまな不安を抱えるようになっている。企業においても、人材不足が深刻化しており、家族の介護を担う従業員(ビジネスケアラー)が増加し、仕事と介護の両立が困難になるケースも増えている。その結果、介護離職による人材流出や労働生産性の低下といった状況が生じている。
SOMPOグループは、健康・介護・老後資金に関する3つの「不」の解消を目指して2024年から介護の相談窓口「ウェルビオ※2」をトライアル事業として展開し都内3店舗で運営している。2025年7月には介護や健康経営支援の領域で培ってきたノウハウを生かし、企業向けの介護と仕事の両立支援サービス「ウェルビオBiz※3」の提供も開始した。
人生100年時代を生きる人々が抱える健康・介護・老後資金の3つの「不」を解消し、「不安」を「希望」へと変えることを目的とし、「自分らしく、ポジティブに年を重ねられる社会」の実現を目指す。
※2 「ウェルビオ」はSOMPOホールディングスの登録商標である。介護の頼れる無料相談窓口|ウェルビオ
※3 仕事と介護の両立支援サービスウェルビオBiz
2.新会社の概要
社名:SOMPOウェルビーイング株式会社
所在地:東京都千代田区霞が関三丁目7番3号
代表取締役社長:大場康弘(おおばやすひろ)
主な事業内容:
・健康・介護・老後資金に関する3つの「不」の解消を支援する相談およびサービス提供
・仕事と介護の両立支援サービス提供
資本金:4億5千万円
設立日:2025年10月1日
株主:SOMPOホールディングス株式会社100%
3.新会社で提供するサービス
親の介護に直面し、介護対応に困難を抱えている子世代(40代~60代)を中心に個人向けサービス「ウェルビオ事業」と企業向けサービス「ウェルビオBiz」を提供する※4。
※4現在SOMPOヘルスサポートが提供しているウェルビオ事業とウェルビオBizは、2025年度中を目途に新会社に移管される予定である。
(1)ウェルビオ事業
介護保険制度、施設介護・在宅介護の相談対応を基軸に、それぞれの健康状態、家庭・経済状態を踏まえ最適なサービスを提供する。
・介護施設への入居資金の準備に向けた金融サービス
・資産の凍結の事前防止に向けた家族信託サービス
・生活支援サービス
・介護施設紹介サービス
・老後の資産形成に役立つサービス
(2)ウェルビオ Biz(仕事と介護の両立支援サービス)
企業向けには、従業員の仕事と介護の両立を支援するための企業向けサービスを提供する。
・介護に関する相談、介護施設の入居紹介および在宅介護を支援するサービスの紹介・提供
・家族信託、金融、終活、生活支援に関する事業者の紹介
・人の財産形成に関する相談とサービスの提供
・企業の経営・人事部門に、「仕事と介護の両立支援」サービスの提供
4.今後について
人生100年時代において、誰もが安心して、自分らしく、前向きに年を重ねられる社会の実現は、SOMPOグループのパーパスである「“安心・安全・健康”であふれる未来へ」の実現に向けたものである。新会社では、SOMPOグループが長年培ってきた保険事業や介護事業のノウハウに加え、新たな発想とAIや最新のテクノロジーを融合させることで、お客さまのさまざまなニーズに機動的に応え、社会全体のウェルビーイング向上に貢献していく。