あいおいニッセイ同和損保、学習コンテンツ「たのしく学ぼう!こうつうマナーチャレンジ」の無償提供を開始
あいおいニッセイ同和損保は、小学校低学年の子どもたちを対象とした交通安全学習コンテンツ「たのしく学ぼう!こうつうマナーチャレンジ」の提供を2025年9月より開始する。
本コンテンツでは、基本的な交通ルールやマナーを学習するとともに、同社のテレマティクス自動車保険の走行データを活用し、自宅や学校周辺における自動車の危険挙動多発エリアを地図上に可視化したオリジナルの「避難安全マップ」が作成できる。
1.背景
小学校低学年の子どもたちは、視野の狭さや注意力の未発達、そして行動予測の難しさから交通事故に巻き込まれるリスクが高いとされている。特に、小学校入学を機に行動範囲が広がる小学1、2年生の歩行中の交通事故は小学6年生の約2倍※1にのぼる。さらに、登下校中の事故発生が最も多い※1ことから、自宅や学校周辺の危険箇所の把握とリスク軽減が求められている。
そこで今般、小学校低学年の子どもたちが楽しみながら交通ルールを学習し、自身の行動範囲の危険箇所が把握できるよう、テレマティクス自動車保険の走行データを活用した新たな学習コンテンツ「たのしく学ぼう!こうつうマナーチャレンジ」を提供することとした。
※1 警視庁「小学生の交通人身事故発生状況(令和7年上半期)」
2.概要
(1)「たのしく学ぼう!こうつうマナーチャレンジ」について
クイズや間違い探し等を通じて基本的な交通ルールやマナーを楽しみながら学習することができるコンテンツである。本コンテンツは子どもたちの学習効果を高められる動画形式でも展開し、交通安全に対する子どもたちの理解を促進し、関心を高める。また、家庭や教育現場など幅広い方々が利用できるよう、同社公式HP等を通じて無償で一般公開する。
(2)「避難安全マップ」について
同社のテレマティクスデータを活用した、世界に一つだけの「避難安全マップ」が作成できる。同社および代理店が提供している「交通安全マップ※2」を活用し、自宅周辺の自動車の急減速発生率や走行量を地図上で確認しながら、自宅~避難所までの安全なルートを考え、地図に記入する。事故が「起きている」地点ではなく、「起きるかもしれない」地点を、自動車の危険挙動発生率や走行量をもとに考えることで、潜在的リスクの把握に役立つ。
子どもたちが自ら考え作成した「避難安全マップ」は、印刷してご自宅に掲示することで、家族での対話や日常の安全確認にも活用できる。
※2 同社のテレマティクス自動車保険から得られた走行データをもとに、自動車の急減速発生率・走行量の2種類のデータをマップ上に表示。交通安全マップの提供を希望の場合、同社もしくは同社代理店へ問い合わせのこと。
3.今後の展開
同社はこれまでも「SAFE TOWN DRIVE」の実現に向けて、複数の地域で小学生向けの交通安全取組を実施しており、今後も本取組を拡大すべく、同社の取り組みに賛同する自治体や教育機関などとの連携を強化し、地域の交通安全イベントや小学校の授業などで、本コンテンツを活用した体験型ワークショップなどを開催していく。
子どもたちが自分の暮らす町に潜む危険に気づき、安全を“自分ごと”として考える機会を創出することで、子どもたちの笑顔と未来を守り、安全・安心な地域社会の実現に貢献していく。