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三井ダイレクト損保、保険金支払業務の変革を加速、GuidewireCloudプラットフォームへの移行を決定

三井ダイレクト損保は、現在オンプレミス(注)で運用している保険金支払業務管理システム「GuidewireClaimCenter」を、オペレーションの効率化、市場環境の変化への柔軟な対応、さらなる顧客サービス向上を目的としてGuidewireCloudプラットフォームへ移行することを決定した。本移行は、保険金支払業務における変革を加速し、次世代の顧客体験を実現するための重要なマイルストーンとなる。
(注)自社内でシステムを構築・運用する形態
1.移行決定の背景
同社は、『強くてやさしい』というブランドコンセプトのもと、補償や事故対応に強く、お客さまが自ら選べて納得できる価格設定の『強くてやさしいクルマの保険』『強くてやさしいバイクの保険』を提供している。事故対応のプロフェッショナル『わたしの解決サポーター』が、Guidewire社の先進的なテクノロジーを活用し、お客さま一人ひとりに寄り添った安心のサービスを提供している。
今後ますます多様化・高度化するお客さまニーズに対応し、より迅速かつ正確な保険金支払業務を実現するためには、GuidewireCloudプラットフォームへの移行が極めて重要なステップであると考えている。
なお、オンプレミス版「GuidewireClaimCenter」からクラウド版への移行は、国内損害保険業界では初の取り組みであり、他社に先駆けて損害サポート業務の変革を実現していく。
2.期待される効果
●AI関連の最新技術やワークフロー自動化機能の迅速な活用
●保険金支払業務の迅速化・高度化による顧客対応力の強化
●システムの自動アップデートによる継続的な進化とセキュリティ確保
これらの変化により、同社は、お客さまへのさらなる提供価値向上を目指し、業務プロセスとテクノロジー基盤の両面での変革を進めていく。
3.製品提供会社からのコメント
Guidewireシニアバイスプレジデント兼APACマネージングディレクターのシャジ・セトゥ氏は、次のように述べている。
「三井ダイレクト損保が、今後のさらなる成長を見据え、業務の生産性と効率性の向上を図りながら、お客さまにデジタルでの最高の顧客体験を提供するために、GuidewireCloudプラットフォームへの移行を決定されたことを、心より称賛いたします。Guidewireは、グローバルでの豊富な導入実績と知見を活かし、三井ダイレクト損保のクラウド移行を成功に導くとともに、同社のクラウドサービスが貴社のビジネス効率向上に貢献できるよう、引き続きサポートしてまいく。」
■Guidewire社について
Guidewireは、損害保険業界において、顧客エンゲージメント、イノベーション、効率的成長を支援するクラウドプラットフォームを提供する、世界的なリーディングカンパニーである。
デジタル対応、基幹業務、データ分析、AI分野における知見を統合し、42ヵ国570社以上の損害保険会社に採用されている。

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