ジェイアイ傷害火災、「熱中症ゼロへ」プロジェクトに協力団体として参画
ジェイアイ傷害火災は、一般財団法人 日本気象協会が推進する「熱中症ゼロへ」プロジェクトに2025年度より協力団体として参画し、「熱中症ゼロへ」公式サイト「暑さへの備え:もしもの時に備える」のコンテンツページ作成における監修を行う。
昨年は全国各地で猛暑日の最多記録を更新し、消防庁の統計によると、5月から9月における熱中症による救急搬送者数は過去最多の97,578人を記録した。2025年も平年より暑くなると予報され、また本年6月から熱中症に関し改正労働安全衛生規則が施行されることもあり、さらなる予防策や備えが求められる。
この度、同社の熱中症に備えた特約※1に関する過去3年間(2022年~2024年)の保険金お支払いデータをもとに調査したところ、熱中症での平均自己負担通院治療費※2は4,744円であることが判明した。また、事故実例を調査したところ、体が暑さに慣れる暑熱順化ができていないゴールデンウィーク前後から9月までの間に発生し、治療費のほかにも薬代や交通費がかかるケースや重症化して長期入院となり高額な負担が生じるケースもあった。
こうした調査結果から、熱中症は予防に加え、かかってしまった後の経済的なリスクまで含めて備えることが大切である。さらに同社では、実際に対策に取り組む学校へのヒアリングを通じて、教育現場における意識向上と、リスクに備える行動の促進活動に取り組んでいく予定である。
※1 国内旅行保険(国内旅行傷害保険特約セット普通傷害保険)にセットの熱中症危険補償特約(国内旅行傷害保険用)
※2 3割負担換算(詳細は<調査結果>に記載)
「熱中症ゼロへ」プロジェクトは、熱中症にかかる方を減らし、亡くなってしまう方をゼロにすることを目指す取り組みである。この度の参画にあたり、同社では熱中症に備えた特約を提供してきたこれまでの実績を活かし、本プロジェクトの公式サイトに新設される「暑さへの備え:もしもの時に備える」ページを監修した。熱中症に関する保険商品や事故実例などを紹介し、わかりやすい情報発信を行う。これまでの熱中症の発生を防ぐための行動喚起や、気象情報・暑さ指数(WBGT)を活用した注意喚起、適切な水分・塩分補給、冷却グッズの活用といった予防・対策情報に加え、同社が参画することで、熱中症が発生してしまった後の経済的な影響にまで視点を広げ、治療費に関する知識や保険を活用したリスクへの備え方など、より包括的な対策情報の提供に協力している。これらの取り組みにより、万一の事態にも備えることができるよう、同社は「熱中症ゼロへ」プロジェクトと一緒に啓発の幅を広げていく。