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三井住友海上、EV整備ネットワークの構築に向けフォロフライと提携

三井住友海上は、電気自動車(EV)ベンチャーのフォロフライ株式会社とバッテリー式EVの整備ネットワーク構築に向けた提携を7月に開始する。
本提携では、フォロフライが販売したEVの車検やメンテナンス等のアフターサポートを、提携工場の認定を受けた「アドバンスクラブ※1」会員が対応する。全国にEVの整備網を拡大することで、国内のEV普及を後押しし、温室効果ガスの削減に貢献する。
※1:同社が支援する自動車整備業の保険代理店組織。会員数は2,186店(2023年3月末現在)。
(Webサイト:https://www.advance-club.com/)
1.提携の背景・狙い
脱炭素社会の実現に向けた取組が加速する中、自動車から排出される温室効果ガスの削減は重要な課題の1つである。特に、温室効果ガスの削減に寄与するEVの普及は、自動車保険を中心にモビリティビジネスに関わる同社において重要なテーマとなる。また、日本の車両登録台数におけるEVの比率は約1%※2に留まり、ガソリン車に比べ整備工場での整備実績が少なく、ノウハウの積み上げが課題とされている。
今回の提携を通じて、アドバンスクラブ会員がEV整備に関するノウハウを蓄積することで、EVユーザーが安心してEVを利用できる環境の実現に貢献する。
※2:一般社団法人日本自動車販売協会連合会「2022年1月~12月燃料別メーカー別販売台数(乗用車)」より2.提携の概要と各社の役割
同社が窓口となり、フォロフライとアドバンスクラブ会員が整備提携を締結する。フォロフライはEVの販売や認定工場制度を運営し、アフターサポートをアドバンスクラブ会員が担う。
■会社名/組織名/役割
三井住友海上、エーシー企画
・整備提携の窓口
・制度周知、説明会実施、EVの基礎教育、認定工場資格の取得支援
・認定工場制度、研修運営等の企画・立案支援
アドバンスクラブ会員
・車検、メンテナンス等のアフターサポート全般を提供
フォロフライ
・車両販売と部品等の安定供給
・整備研修・認定工場制度の運営
・希望されるEVユーザーへ認定工場(アドバンスクラブ会員)を紹介

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