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あいおいニッセイ同和損保、東京大学とマティクス技術の活用によるCO2削減に向け共同研究を開始

あいおいニッセイ同和損保と、国立大学法人東京大学大学院工学系研究科(以下「東京大学」)は、テレマティクス技術の活用によるカーボンニュートラルの促進に向けた共同研究を4月から本格的に開始した。
1.背景
世界的にカーボンニュートラルの潮流が加速する中、日本のカーボンニュートラル達成に向けた取り組みは、大企業を中心とした事業者や地方公共団体等の組織が主体となって進んでいる。一方で、真の脱炭素社会を実現するには、企業だけではなく、生活者一人ひとりの温室効果ガス削減活動を積み上げることも重要である。
そこで、テレマティクス技術に関するノウハウを持つあいおいニッセイ同和損保と環境領域の知見・分析技術を持つ東京大学は、生活者一人ひとりの活動の中でも「自動車由来の排出CO2の削減」に着目し、テレマティクス技術によって得られる自動車の走行データを活用し、生活者一人ひとりの運転による排出CO2の削減取組みを促進し、日本のカーボンニュートラルの達成へ貢献することを目指し、共同研究を開始した。
2.共同研究の概要
1.あいおいニッセイ同和損保のテレマティクス技術によって得られる自動車の走行データと東京大学が持つ分析技術を用いて、当該自動車の運転によるCO2排出量の算定及び安全運転との相関性の研究を行う。
2.CO2排出量の算定に加え、排出CO2の少ない運転が生み出す取引可能な環境価値を算定し、運転者へ対価を還元することで、より一層のCO2削減運転を促進する仕組み作りを研究する。
3.上記1および2による成果を事業者や地方公共団体との共同取組みに生かすことにより、事業者や地方公共団体のCO2削減に資することを目指す。
4.テレマティクス技術によって得られる自動車走行データを用いて、V2G(Vehicle to Grid※)等、電気自動車のエネルギーサービスへの展開に関する基礎的研究を行う。
※ VehicletoGrid:EVを動く蓄電池とみなし、電力網との相互転送を可能とする技術
3.今後の展開
あいおいニッセイ同和損保と東京大学は、本共同研究を通じて、自動車領域のカーボンニュートラルの促進に貢献すると共に、地球環境課題に対するテレマティクス技術の価値向上を目指す。

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