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SOMPOホールディングス、SOMPOケア、ルネサンスからの出向者受入れ

SOMPOホールディングスの子会社であり、介護事業を担うSOMPOケアは、SOMPOホールディングスと株式会社ルネサンス(以下「ルネサンス」)が昨年10月に締結した業務提携契約に基づき、人材交流を目的としたルネサンスからの出向者受入れ(以下「本取組み」)を2021年6月1日に開始した。
1.背景・目的
SOMPOホールディングスとルネサンスは、2020年7月の資本提携を機に、同年10月に業務提携契約を締結し、両社の強み・ノウハウを活かした各社のサービスの進化とデータ・エビデンスに基づく認知機能低下予防、生活習慣病等の予防、身体機能改善事業の創出・展開に取り組んでいる。
SOMPOケアにおいても、運営する介護施設向けオンライン運動プログラムをルネサンスと共同開発・展開、ルネサンスが運営する介護リハビリ施設へ介護食を販売、物品共同購入システムを提供といった取組みを進めているなか、さらなる協業の推進のため、本取組みを実施することとなった。
2.本取組みの概要
(1)開始時期と期間
ルネサンスの職員が、2021年6月から10月にかけてSOMPOケアへ順次出向を開始する。期間は最低1年間を予定している。
(2)人数
最大50名程度の予定である。第1弾となる6月は、11名の出向が決定している。
(3)配属先と業務内容
配属先はSOMPOケアの介護付きホーム等とし、通常の介護業務に加えて、ルネサンスの強みである運動指導を、配属先施設のご利用者に対して行う。
さらに、2021年4月に開始したオンライン運動プログラムの補助や推進も担う。
(4)期待される効果
SOMPOケアは、運動指導のエキスパートであるルネサンスの職員から、要介護高齢者に対する運動指導の知見・ノウハウを、ルネサンスは職員が介護業務に従事することで介護の知見・ノウハウを取得し、相互の事業運営における課題解決、さらには事業拡大や新事業創出につなげることを期待している。
(5)その他
ルネサンスは、本取組みを社内制度である「事業開発型社外留学制度(※)」として運用している。
※2021年3月に開始した、ルネサンスと親和性のある企業・専門学校・介護施設・自治体などへ、新たな事業開発を目的として一定期間職員を派遣する制度。
3.オンライン運動プログラム「オンライン健康教室」の展開
ルネサンスでは、コロナ禍での介護施設等に入居する高齢者の運動不足・ADL(日常生活動作)低下への対応策として、オンラインで運動指導者と介護施設をつなぐ運動プログラムを開発、SOMPOケア施設でのテスト導入、改良を経て、2021年4月に、オンライン運動プログラム「オンライン健康教室」としてサービスを開始した。現在、「オンライン健康教室」は週2回各60分間、SOMPOケア施設にライブ配信されている。要介護度別に2種類の運動プログラムが提供され、運動指導者とのコミュニケーションを通じて、施設入居者が楽しく運動を継続できることを目指している。
4.今後について
本取組みを含め、SOMPOグループとルネサンスは、今後も協業における具体的取組みの推進や、新たな事業の開発・展開を加速していく。

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