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損保ジャパン、株式会社マクニカと安心・安全な自動運転の社会実装に向けた協業を開始

損保ジャパンは、株式会社マクニカ(以下「マクニカ」)と、安心・安全な自動運転の社会実装に向けて協業を開始することとした。
1.背景・目的
自動運転技術の活用は、高齢化に伴う運転免許の自主返納者の増加や地方の公共交通機関におけるドライバー不足、CO2排出といった多くの社会課題を解決するソリューションとして期待されており、日本全国で自動運転に関する実証実験が多数行われている。
自動運転の社会実装には、車両の安全性の担保責任や長期運用のためのメンテナンスサポート、走行前の事故リスクの評価や、万が一事故が発生した場合に迅速に対応する仕組みが求められている。
このたび、損保ジャパンとマクニカは、互いの保有する自動運転関連のソリューション・商品を組み合わせることで、自動運転の社会実装に必要とされるサービスプログラムを共同で構築する。
2.協業の概要
損保ジャパンは安心・安全な自動運転社会の実現を目指して、今までの「事故に備える損保」から「事故を防ぐ損保」への変革に挑戦しており、その取組みの一環として、安心・安全な自動運転サービス実証を支えるためのインシュアテックソリューション「LevelIVDiscovery※1」の開発を進めてきた。
このたび、マクニカとの協業を通じて「LevelIVDiscovery」のソリューションの1つである「自動運転専用保険」を提供することで、万が一の事故の際の安心を提供する。また、自動運転の走行ルートのリスクを評価する走行前の「リスクアセスメント」の提供についても、今後検討していく。
マクニカは、国内総代理店として取り扱いのあるNAVYA社※2(以下「ナビヤ」)の自動運転シャトルバスを活用したソリューションを中心に、保安基準に適合した自動運転車両や明確化された走行条件設定(ODD)、定期的な保守メンテナンスなどを提供することで、安全で安定的な走行・運用を支援する。
両社の特長を活かしたソリューションを自動運転のサービスプログラムとして提供していくことにより、自動運転の社会実装を加速させ、社会課題の早期解決に貢献する。
※1 インシュアテックソリューション「LevelIVDiscovery」
損保ジャパンは、走行前にリスク調査をする「リスクアセスメント」、走行中の「遠隔見守り・トラブル対応」、自動運転車の多様なリスクをカバーする「保険」のソリューションにより自動運転の走行前・走行中・トラブルまでを総合的にサポートすることで自動運転走行の安全を支え、また、お客さまに安心を提供する。
専用サイト:https://level4-discovery.org
※2NAVYA
(マクニカHPより引用)
ナビヤは2014年に創業した自動運転車両を開発するフランスの会社である。「ファースト&ラストマイル」をコンセプトとする同社の「自動運転シャトルバス」は、公道を自走することもできるため、公共交通ネットワークと接続することで、交通弱者の救済や渋滞緩和など、社会課題の解決に効果を発揮する。また、公園や商業施設、工場などのプライベートエリアでは、エリアの回遊性や収益性を高めることで、集客やコストの改善に貢献する。すでに20か国以上での採用実績があり、安全で信頼性の高い、快適な輸送を実現する。

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