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損保ジャパン、「ヒトにつくモビリティ保険・サービス」開発のための業務提携契約を締結

損保ジャパンと株式会社スマートドライブ(以下「スマートドライブ」)は、MaaS※1の進展などを背景として、従来の自動車保険のような「モビリティにつく保険」から移動手段の多様化に対応する「ヒトにつくモビリティ保険・サービス」を検討・開発するために、業務提携契約を締結した。
※1MobilityasaService=移動のサービス化
1.提携の目的と両社の役割
近年、MaaSやCASE※2に代表されるモビリティ産業の大きな変革により、「所有から使用へ」という、お客さまの移動に対する価値観や行動の変化が加速している。
スマートドライブは、移動に関するさまざまなデータを収集・解析し、業界・業種に関係なく、オープンにつながるプラットフォームをグローバルに展開している。また、移動に関するデータを取得しやすいデバイスの開発やそれらデータの、社会における利活用やサービス開発まで一貫して行ってきた。
損保ジャパンはこれまで、一時的な自動車利用の補償ニーズに応える時間単位型自動車保険「乗るピタ!」を開発し、自動車の「所有から使用へ」という変化に対応してきた。また、今後は自動車だけでなく自転車や公共交通機関など、あらゆる移動手段に対応する商品が必要になると予想されることから、お客さまニーズや必要となるデジタル技術を検証してきた。
このたび、今後発展するさまざまな移動サービスの領域において、両社の強みを掛け合わせることで、お客さまの安心・安全・健康を実現したいという方針が合致したことから、業務提携契約にいたった。
※2Connected(コネクティッド)、Autonomous(自動運転)、Shared&Services(シェアリング)、Electric(電気自動車)の頭文字を取ったもの。
2.今後の展開について
スマートドライブの移動に関するさまざまなデータの利活用のノウハウと、損保ジャパンのお客さまの移動手段別の事故やトラブルのデータなどを掛け合わせて、収集データの精度検証を進めていく。そのうえで、従来の自動車保険のような「モビリティにつく保険」だけでなく、お客さまごとのリスクに応じた「ヒトにつくモビリティ保険・サービス」の開発を推進することに加え、デジタルを活用した新たな顧客体験価値の向上を目指す。
3.損保ジャパンのMaaS分野に関する今後の戦略
損保ジャパンは、デジタル革命によるMaaSが生活インフラとなるスマート社会の実現や、産業構造の変革により急速に広がるお客さまの価値観や生活スタイルの変化に柔軟に対応することで、お客さまの安心・安全・健康に資する最高品質のサービスの提供を目指していく。
【参考】株式会社スマートドライブ会社概要
会社名:株式会社スマートドライブ
設立:2013年10月
代表取締役:北川烈
資本金:28億4,100万円(資本準備金等を含む)
所在地:東京都千代田区内幸町1-1-6NTT日比谷ビル5F

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