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あいおいニッセイ同和損保、米国子会社が米国テレマティクス保険大手Progressive社と協業を開始

あいおいニッセイ同和損保は、米国子会社であるToyota Insurance Management Solutions USA, LLC(以下、TIMS※1)と米国テレマティクス保険大手のProgressive Casualty Insurance Company(以下、Progressive社)が協業を開始した。
1.概要
TIMSは、現在協業しているNational General Holdings Corp.(NGH※2)に加え、新たに米国テレマティクス保険大手Progressive社と協業を開始した。
米国におけるトヨタ自動車のコネクティッド車両は、年々対象モデルが拡大しており、TIMSから提供される運転挙動データをProgressive社のテレマティクス自動車保険に活用することで、トヨタ自動車のお客さまへ新しいサービスを提供していく。
<Progressive社の概要>
・会社名 Progressive Casualty Insurance Company
・本社所在地 米国・オハイオ州
・代表者 President 兼 CEO Tricia Griffith
・設立・沿革
1937年Progressive Mutual Insurance Company を設立
1987年 ニューヨーク証券取引所に上場
2011年 テレマティクス自動車保険を販売開始
・財務関連指標
(2017年)
収入保険料271億ドル(約3兆352億円)
税引後利益19.4億ドル(約2,173億円)
総資産387億ドル(約4兆3,344億円)
<1ドル=112円(2017年12月末レート)で換算>
2.今後の取り組み
自動車業界は、100年に一度の変革期と言われている。CASE※3に代表される技術発展に伴い、クルマの所有から利活用への転換が進むとともに、移動手段の多様化・移動のサービス化(MaaS※4)が発展している。こうした中、あいおいニッセイ同和損保は当該分野においてテレマティクス技術を活用し、保険面での協業を国内外で強化していく。
今後も日本・米国・欧州・アジアの4極を中心として、グローバルにテレマティクス・モビリティサービス事業を展開し、特色ある個性豊かな会社の確立を目指す。
※1 TIMS…同社、トヨタファイナンシャルサービス株式会社、トヨタ自動車株式会社の3社共同で設立。トヨタユーザー向けに車載通信機(DCM)データを活用したテレマティクス保険・サービスを提供
※2 NGH…2018年7月に同社とテレマティクス商品開発等で業務提携したニューヨークを本社とする保険持株会社
※3CASE…Connected(コネクティッド)・Autonomous(自動運転)・Shared/Service(シェア/サービス)・Electric(電動)の4つの頭文字をとった造語で自動車産業に大変革期をもたらすといわれるキーワード
※4 MaaS…「Mobility as a Service」の略語で交通インフラにおいて「移動」をサービスとして提供すること

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