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SOMPOホールディングス、RIZAPグループと業務提携契約を締結

SOMPOホールディングスは、RIZAPグループ株式会社(以下「RIZAPグループ」)と、健康寿命延伸に資する商品開発の検討や各種研究等を共同で実施することを目的に、2018年11月13日に業務提携契約を締結した。
その第一弾として認知機能低下予防を目指す新プログラムの開発を検討していく。
1.背景・目的
SOMPOホールディングスは、保険事業を中核とし、介護・ヘルスケア事業などに事業領域を拡大している。2017年9月に包括連携協定を締結した国立研究開発法人国立長寿医療研究センター等からのアドバイスを受け、グループ横断で「認知症にならない、なってもその人らしく生きられる社会」を目指し、SOMPO認知症サポートプログラムを展開している。また、「健康応援企業」への変革を目指す損保ジャパン日本興亜ひまわり生命を通じて、お客さまが健康になることを応援するためのさまざまな取組みを進めている。
RIZAPグループ傘下のRIZAP株式会社は、これまでパーソナルトレーニングジム「RIZAP(ライザップ)」で12万人以上のお客さまのボディメイクをサポートしてきた。そこで得たノウハウを活用し、2017年から法人および自治体向け「健康増進プログラム(※)」を積極的に展開している。また、より多くの方にRIZAPメソッドを体験してもらい、日本を健康にするという目標を掲げ2017年8月に「1,000万人健康宣言」を発表し、その実現を目指している。
このたび、SOMPOホールディングスが展開する保険事業や介護・ヘルスケア事業を通じて得た健康増進に関する取組みのノウハウ、お客さまの声、保険事業が持つファイナンス機能等と、RIZAPグループが強みとする、徹底的に寄り添いやり切らせるサポート体制、12万人以上のお客さまのデータを解析した健康増進に関する取組みのノウハウ等のメソッドを融合させ、健康に資するさまざまな取組みを広く社会に提供し、日本の健康長寿社会の実現に貢献することで合意し、提携に至った。
(※)RIZAP株式会社がパーソナルトレーニングジムとしてこれまで実施してきたパーソナルトレーニング(1:1)のメソッドを応用し、法人および自治体向けに、1開催・1トレーナーに対し20名程度の規模・3カ月のスケジュールで実施しているプログラムである。運動指導と栄養指導を通して参加者の行動変容と健康増進を目指す。
2.業務提携の概要
(1)健康寿命延伸に資する商品・サービスの開発(ICT・デジタルの利活用を含む)・提供に向けた検討
(2)健康寿命延伸に資する各種研究実施の検討
(3)その他関連事項
3.認知機能低下予防を目指す新たなプログラムについて
両社グループが開発を目指すプログラムは、RIZAP株式会社がサービス提供している法人および自治体向けの「健康増進プログラム」をベースに、認知機能低下の予防が期待される運動や食事、学習等のコンテンツを盛り込む予定である。
同プログラムを開発後、SOMPOホールディングスグループが持つ顧客基盤や販売ネットワーク等を活用し、両社のグループ会社を通じて順次展開していくとともに、同プログラムの効果を共同研究等により検証し、プログラムを進化させていく。
4.今後について
両社グループは、商品・サービスを共同で開発し、その成果および取組みを広く社会に提供することを通じて、健康長寿社会の実現を目指す。

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