新日本保険新聞社・シンニチ保険WEB

大同生命、広島市中区紙屋町に「大同生命広島ビル」が竣工

大同生命は、広島市中区紙屋町1丁目において開発を進めてきた「大同生命広島ビル」(以下、本建物)が2025年2月21日に竣工した。
本建物は、広島市のメインストリートである相生通りに面し、広島県庁をはじめとする官公庁や金融機関が集まるエリアに位置する、地上14階建てのオフィスビルである。高い環境性能を備えることで、「ZEBOriented」認証などの環境認証を取得した。
環境負荷低減への取組みを進めるとともに、快適な執務環境を支える最新の設備や非常用発電機を搭載し、安心安全なオフィス空間の提供を通じて、持続可能な地域社会の発展に貢献できるよう努めていく。
1.本建物の特徴
(1)基準階オフィス
本建物は、コア部分に制振部材を組み込むことで、高い耐震性を確保している。あわせて、停電時には72時間の電源供給が可能な非常用発電機を装備するなどのBCP対策を講じている。
1フロア約458m2の無柱空間を有しているため、自由なレイアウトが実現可能で、分割時も全区画で採光を確保しており、フロア貸から分割貸まで多様なニーズに対応可能である。
(2)デザイン
本建物は、格式高いテラコッタ(素焼き)調タイルを纏ったクラシカルな外観と、温かみのある内装に仕上げるとともに、エントランスには、紙屋町の歴史に由来して、紙をモチーフとした折り紙のデザインのタイルが明るい空間を演出している。
2.環境負荷軽減への取組み
本建物では、脱炭素社会の実現に向けて、建物内で使用するすべての電力について、実質再生可能エネルギー由来電力を100%導入している。
設備仕様においては、全館でLED照明を採用し、人感センサーや自動調光制御の導入により、省エネルギー化を実現している。また、断熱性能や遮断性能が高いLow-E複層ガラスを採用し、空調ゾーニングを工夫することにより冷暖房効率の向上を図っている。
これらの取組みにより、建築物省エネルギー性能表示制度「BELS」において、最高ランクである5つ星を取得し、オフィスフロアの基準一次エネルギー消費量を44%削減することで、「ZEBOriented」を達成した。この他、建築物環境配慮制度「CASBEE広島」※1において、高い環境性能を示すAランクを達成し、「DBJGreenBuilding認証」※2において「非常に優れた『環境・社会への配慮』がなされた建物」に付与される3つ星認証を取得している。
※1:広島市が定める建築物の環境性能を評価し格付する制度
※2:環境・社会への配慮がなされた不動産を支援するために、日本政策投資銀行(DBJ)が創設した認証制度
3.建物概要
所在地:広島県広島市中区紙屋町1丁目2番27号(住居表示)
主要用途:事務所、駐車場
敷地面積:863.91m2(261.33坪)
延床面積:10,208.34m2(3,088.02坪)
構造:鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造)
階数:地上14階、地下2階
交通:広島電鉄「紙屋町東」駅徒歩1分、アストラムライン「県庁前」駅徒歩3分、「広島バスセンター」徒歩3分
基本設計:株式会社日建設計
実施設計施工・監理:株式会社大林組

関連記事(保険業界ニュース)

生保

生保各社、「『お客さま本位の業務運営』に係る取組状況」を公表

生保

SBI生命、2024年度「顧客中心主義に基づく業務運営方針」にかかる取組結果を公表

生保

ソニー生命、営業職員チャネルのコンプライアンス・リスク管理態勢の更なる高度化に向けた取組み状況

生保

ニッセイ・ウェルス生命、「カスタマーハラスメントへの対応に関する方針」を公表

生保

三井住友海上あいおい生命、「営業職員チャネルのコンプライアンス・リスク管理態勢の更なる高度化にかかる着眼点」を踏まえた取組状況を公表

損保

アイペット損保、2024年度使用電力の実質100%再生可能エネルギー化を完了

損保

あいおいニッセイ同和損保、2024年度「お客さま第一の業務運営」に関する取組状況を公表

損保

三井住友海上、保険代理店事業会社の設立検討開始

損保

三井住友海上、<お客さま本位の業務運営>2024年度取組状況を公表

生保

アフラック生命、「お客様本位の業務運営に係る方針」および「お客様志向自主宣言」に基づく取組結果を公表