新日本保険新聞社・シンニチ保険WEB

第一生命、学研グループが運営するサービス付き高齢者向け住宅を保有する私募ファンドの第5号案件実行

第一生命、株式会社学研ホールディングス、株式会社学研ココファン(以下「学研ココファン」)、株式会社テーオーシー(以下「テーオーシー」)及び株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」)は、学研グループが運営するサービス付き高齢者向け住宅(以下「サ高住」(注1))を長期・安定的に保有することを目的に、私募ファンド「ココファンド」の第5号案件に出資し、学研ココファンが運営するサ高住3物件の不動産流動化を実施した。なお、2025年5月には学研ココファンが運営する他のサ高住4物件の流動化を当ファンドにて追加で実施予定である。
学研グループは、2004年から医療福祉分野事業を展開しており、サ高住・認知症グループホームの供給室数は全国トップクラスで、豊富な運営実績を有している。
今後についても、医療福祉分野を重点領域と位置づけており、当ファンド等の活用により、健全な財務体質を維持しながら、継続的にサ高住の開発を行っていく方針である。
第一生命は、お客さまから預かった保険料等を運用する機関投資家として、長期・安定的な収益の獲得だけでなく、人々のwell-being向上など公共性にも配慮した幅広い資産運用に取り組んでいる。
今回のファンドが投資対象とするサ高住は、今後、高齢化が進む日本社会においてますます必要性が高まっていくものと考えている。また、各対象物件は高齢者支援に加えて、子育て世帯の支援・子ども向け教育のための保育園や学習教室など、多世代に関わる機能を有しており、幅広く地域の人々のwell-being向上への貢献が期待される。
第一生命は今回の投資を通じて、中長期的な運用収益の獲得と社会課題解決の両立に取り組むとともに、今後も引き続き責任ある機関投資家として、不動産運用の分野からも持続可能な社会の形成やwell-beingの向上に資する取組みを積極的に推進していく。
DBJは、高齢者施設・住宅の整備促進が社会的に要請される中、信頼できるビジネスモデルに基づく良質な高齢者住宅の整備を図る観点から、2018年に学研グループと業務資本提携に関する契約を締結しており、今般、当該契約に基づく協業の一環として、DBJアセットマネジメント株式会社が組成する当ファンドに出資した。なお、ココファンド5に対するDBJの出資については、企業の競争力強化に資する成長資金を集中的に供給するものとして、「特定投資業務」(注2)を活用する。
DBJは、今後とも、優良な高齢者施設・住宅の整備に向けたお客様の取り組みを積極的に支援していく。
(注1)サ高住は、2011年「高齢者の居住の安定確保に関する法律」の改正により創設された制度。2024年8月末時点で、約28万8000戸が登録されている。
(注2)民間による成長資金の供給の促進並びに地域経済の活性化及び我が国企業の競争力の強化を図るため、国からの一部出資(産投出資)を活用して、成長資金を時限的・集中的に供給する業務である。

関連記事(保険業界ニュース)

生保

第一生命ホールディングス、第一生命から銀行への出向者による情報の漏えいについて公表

生保

第一生命、団体保障事業における「情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)」を認証取得

生保

大樹生命、世界銀行が発行する「サステナブル・ディベロップメント・ボンド」に投資

損保

東京海上ホールディングス、(変更)公開買付届出書の訂正届出書の提出に伴う「ID&Eホールディングス株式会社株式に対する公開買付けの開始に関するお知らせ」及び公開買付開始公告を変更

生保

明治安田生命、未来共創投資からCHEERS株式会社に出資

損保

MS&ADホールディングス、コーポレートベンチャーキャピタルの投資枠を4億米ドルに拡大

生保

住友生命、森林ファンド「Manulife Forest Climate Fund」に投資

生保

第一生命、確定給付企業年金制度の運営におけるアセットオーナー・プリンシプルの受入れを表明

生保

日本生命、米国株式会社コアブリッジの株式取得完了

生保

SBI生命、東京大学発行のサステナビリティボンド「UTokyo Compass債」に投資