第一生命、国内初となる屋根置き低圧分散型太陽光発電プロジェクトファイナンスに投資
第一生命は、株式会社シェアリングエネルギー(以下「シェアリングエネルギー」)が運営する屋根置き低圧分散型太陽光発電システム※1へのプロジェクトファイナンスへ13億円の投資を実施した。なお、屋根置き低圧分散型太陽光発電システムにおけるプロジェクトファイナンスへの投資は、国内で初めての取組みとなる。
本プロジェクトファイナンスは、日本全国に分散する2,000件超の個人住宅を中心とした屋根置き低圧分散型太陽光発電システムを対象としており、シェアリングエネルギーが提供する「シェアでんき」サービスが収入源となっている。このサービスは、お客さまが初期費用無料で太陽光発電設備を屋根に設置することができ、発電された電気は、電力会社から購入するよりもお得な料金※2で利用することができるというものである。このお客さまから支払う利用料金と、余剰電力の売電収入が本プロジェクトファイナンスの裏付けとなる。
シェアリングエネルギーは、「分散電源の創出により、エネルギーシステムを変革する」というミッションを掲げ、「シェアでんき」サービスを日本全国に展開しており、2024年9月末時点の累計契約申込数は21,000件を超えている。同サービスを通じてエネルギーコストや温室効果ガスを削減し、持続可能な社会の実現に向けて取り組んでいる。
※1 主に全国の住宅の屋根に設置する小規模な太陽光発電設備。
※2 サービス利用料金は、設置容量や地域等の諸条件によって異なる。
同社は本プロジェクトファイナンスへの投資を通じ、分散電源の創出によるエネルギーシステムの変革と再生可能エネルギーの普及を資金面からサポートする。今後も引き続き運用手法の高度化・多様化によって資産運用収益の向上を図るとともに、責任ある機関投資家として持続可能な社会の形成に寄与すべく、サステナビリティ・テーマ型投融資に積極的に取り組んでいく。
【本プロジェクトファイナンスの概要】
スポンサー兼サービサー:株式会社シェアリングエネルギー
アレンジャー:フィンテック グローバル株式会社
同社融資額:13億円
投融資実行日:2024年10月10日
償還日:2034年7月10日
格付:BBB(R&I)3