第一生命、Digital Bridgeが運用するデジタルインフラ特化型ファンドに投資
第一生命は、Digital Bridge Investment Management,LLC(以下「Digital Bridge」)が運用するデジタルインフラ特化型ファンドに40百万米ドル(約65億円)の投資を実施した。
本ファンドは、主に米国・欧州や日本を含むアジアにおけるデータセンター、通信タワー、ファイバーを主要な投資対象とし、プロジェクト開発、プラットフォームの構築を通じて情報社会における重要な基盤提供とキャピタルゲインの獲得を目指している。また、本ファンドの運用者であるDigital Bridgeは、デジタルインフラ領域において深い知見と運用資産残高800億ドル1に上る豊富な実績を有しており、優良な投資機会の発掘及びアクティブマネジメントを通じた収益力の向上が期待される。
近年、デジタル技術の発達と普及により、企業活動や人々の暮らしの利便性は向上し、社会のデジタル化は更に加速している。こうした中、高速・大容量の通信を実現する5Gの普及もあり、膨大なデータ計算を必要とする生成AIの更なる活用、リアルタイム性が求められる遠隔診療や自動運転をはじめ、多くの産業におけるIoT化の一層の進展なども予想される。次世代のデジタル社会を実現するためには、本ファンドが投資対象とする、ビッグデータの処理やデータ伝送の低遅延を可能とするデジタルインフラ構築の必要性はますます高まっていくものと考える。
本ファンドへの投資は、同社として初めてのデジタルインフラセクターに特化したファンド投資であり、投資を通じて次世代のデジタル社会実現に欠かせない基盤の提供に貢献しながら、高い収益性を確保することを企図している。同社は、今後も成長領域を見極めながら、特定のセクターに特化したファンドへの投資を含む投資戦略や運用手法の高度化・多様化に取り組むことで、資産運用収益の向上に努めていく。