明治安田生命、代読・代筆などの応対方法を案内するプレートの来店窓口等を設置
明治安田生命は、7月から、全国の来店窓口等に、「代読・代筆・筆談が可能である旨を案内する机上プレート」(以下、本プレート)を設置した。
改正障害者差別解消法により、事業者による障がい者への合理的配慮の提供が義務化されたことを契機に、「特定非営利活動法人 大活字文化普及協会」(以下、「同団体」)(注1)へヒアリングを実施した結果、障がいを持つ人にとって「店頭でサポートが必要なことを伝えにくい」という課題が存在することを把握した。
本プレートは、同団体のアドバイスを受けながら制作し、設置に際しては、サポートの申し出があった場合に円滑に対応できるよう、適切な代筆・代読の仕方についての社内教育も実施することで、みなさまに安心して来店できる環境を整備していく。
同社は、企業ビジョン「信頼を得て選ばれ続ける、人に一番やさしい生命保険会社」の実現に向け、高齢者や障がいを持つ人をはじめ、さまざまな特性を持っているお客さまの不便を解消する取組みを「みんなにやさしい保険アクセス」(金融包摂の取組み)として推進している。
今後も、各種取組みのいっそうの高度化を図ることで、お客さまとの共通価値の創造を通じた、持続可能で希望に満ちた豊かな社会づくりへの貢献を進めていく。
(注1)弱視者(低視力者・高齢者)に対して、暮らしやすい社会を創ることに関する事業を行なう特定非営利活動法人
【有識者からのコメント】
大活字文化普及協会 理事 田中 章治 氏
「「読むこと・生きること・情報は生命!(いのち)」という言葉があります。視覚障がい者や高齢者等の見えない・見えにくい人にとって日常生活に関する情報を得られないことは生命に関わるという意味です。
代読・代筆サービスを実施することについて、全国店頭での代読・代筆などの案内プレート設置と基本技能習得研修を保険会社として初めて実施する明治安田様の今回のお取組みは、まさに生命 (いのち)を守るために必要な大きな一歩となります。「読むこと・生きること・情報は生命!(いのち)」という心からの願いとともに、継続的な取組みとして全国に拡がっていくことを心から願っております。 」