MS&ADホールディングス、国土交通省「流域治水オフィシャルサポーター」の認定
MS&ADホールディングスは、6月30日に、国土交通省による「流域治水オフィシャルサポーター」の認定を受けた。流域治水の実現に向け、自治体の施策や大学等の研究と協働しながら、河川上流に 位置する湿地の再生・保全活動を推進していることなどが評価されたものである。
MS&ADインシュアランスグループは「地球環境との共生(Planetary Health)」を重点課題の一つに掲げ、気候変動への対応、生物多様性を含む自然資本の持続可能性向上に取り組んでいる。今後も 産官学民で連携し、レジリエントでサステナブルな社会の実現に貢献していく。
1.「流域治水オフィシャルサポーター」の概要
2023年3月に国土交通省が新設した認定制度で、流域治水に取り組む企業等を幅広く周知するとともに、流域治水に資する取組みを促進することを目的としてる。
流域治水に関する情報発信や、流域治水に資する具体的で実現性の高い取組みを実施していること、 特定の製品またはサービスの宣伝目的でないことなどが、認定の要件となっている。
2.流域治水に資する同社の取組み
自然環境の保全・再生や環境負荷低減、防災・減災、地方創生をテーマとする社員ボランティア活動 「MS&ADグリーンアースプロジェクト」の一環として、熊本県が推進する球磨川流域の「緑の流域治水」に参画し、湿地の再生・保全活動を行っている。プロジェクトの進捗は、専用のSNSアカウントにおいてタイムリーに発信している。
熊本県立大学をはじめとする多くの研究機関や民間企業と協働する実践研究に参画し、湿地を再生して貴重な生きものの棲息環境を整えると同時に、下流への急激な雨水流出を緩和することによる、洪水 抑制効果について研究している。