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大樹生命、アフリカ開発銀行が発行するグリーンボンドに投資

大樹生命は、この度、アフリカ開発銀行(AfDB)が発行する豪ドル建グリーンボンド(以下「本債券」)への投資を実施した。
本債券は、気候変動の緩和・適応分野におけるAfDBの取組みを支援することを目的に発行された。本債券の資金は、「ウガンダ-農家所得向上・森林保全プログラム-プロジェクト2」などのAfDBのグリーンボンド枠組みに沿ったアフリカのグリーン成長支援に充当される。
国連気候変動枠組条約第27回締約国会議(COP27)で新たな気候目標が策定されるなど、気候変動への対応は世界的な取組みとなっている。アフリカのサバンナ、山地高原や砂漠、そして多数の固有動植物といった生態系・生物多様性にとって、気候変動は大きな脅威となっており、グリーン成長の促進は重要かつ緊急性を要している。その中で、2022年8月の第8回アフリカ開発会議(TICAD8)で、日本はアフリカの持続可能なグリーン成長に向けた投資を促進する「アフリカ・グリーン成長イニシアチブ」を発表している。
AfDBは、水・エネルギー・食料へのアクセスの改善や、天然資源の持続可能な利用による技術革新、雇用機会の創出や経済成長の促進を通じ、アフリカの人々の生活向上に寄与してきた。
同行の10ヵ年戦略では、アフリカの持続可能な開発を前進させるため、「包括的な成長」と「グリーン成長への移行」に焦点を当てており、本債券が支援するグリーンプロジェクトにおいても、アフリカの気候変動対応及びグリーン成長の実現を目指している。
これまでも同社では、環境債(グリーンボンド)や社会貢献債(ソーシャルボンド)、ESG投信などへの投資を行ってきた。今後も引き続き生命保険会社としての社会的責務をふまえ、資産特性に応じて環境・社会・ガバナンスの課題を考慮した資産運用を行い、環境や地域・社会と共生し、経済・企業の安定的な成長と社会的価値の調和的な発展を目指す。

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