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メットライフ生命、IT分野のジェンダーギャップ解消のためWaffleと協力

メットライフ生命は、メットライフ財団からの寄付により、特定非営利活動法人Waffle(以下Waffle)とパートナーシップを組み、女性STEM人材育成の活動を通じて、IT分野のジェンダーギャップ解消という社会課題の解決と女性活躍の未来へ貢献していく。
これは、2022年3月にメットライフが発表した、2030年までに達成するダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン(DEI)に関連する幅広いコミットメントを日本で推進していくものである。「2030DEIコミットメント」は多岐にわたる投資、商品、サービス、サプライチェーン、社員のボランティア活動、コミュニティ活動を通じて、サービスを十分にうけていない人たちのニーズに対応するための目標である。
本パートナーシップでは、Waffleが実施する3つのプログラムを支援し、女子およびジェンダーマイノリティの中高生・大学生へのSTEM教育を通してIT人材育成に貢献する。
1)中高生向けの1日コーディングプログラム(Waffle Camp)
ITを学ぶ機会やIT分野で働くロールモデルに出会う機会が少ない中高校生が、ITへの関心を持ち、キャリアの選択肢のひとつとするなど、将来の可能性を広げるきっかけづくりを目的としたプログラム。
2)Technovation Girls2023日本プログラム
Technovation Girlsはアメリカの教育系NPOであるTechnovationが主催するグローバルなモバイルアプリ開発のコンペティションである。Waffleは、同コンペの公式国アンバサダーとして日本からの出場者を対象とした、支援プログラムを実施している。本プログラムの参加者は地域社会の課題を解決するモバイルアプリの開発を通じて、新しい事業やサービスの開発などに高い意欲を持ったテックリーダーとしての起業家精神が育まれるだけでなく、将来のIT技術者としての素養を身につけることを目的としている。
3)プログラミング研修プログラム(Waffle College)
大学生・院生向けに1年間のプログラミング研修を実施。ソフトウェア開発等コンピュータサイエンスを専門に学んでいない文系の学生でも、様々なプログラミング言語のスキルを身につけることで、ソフトウェア技術のインターンシップに参加する機会を得ることができるプログラムを提供する。テクノロジーを融合させたり、進化させたりすることで、自身のやりたいことがいかに実現できるのかを体験することで、将来の可能性を広げることを目的としている。
今回の取り組みについて、メットライフ生命の執行役常務チーフコーポレートアフェアーズオフィサーであるポール・マイルズは次のように述べている。
「IT業界だけでなく、生命保険業界でもITをはじめ、アクチュアリー(保険数理)やリスク、投資など理系の人材が重要な役割を担っており、STEM人材の育成支援に取り組んでいます。この度、メットライフ財団の協力のもと、Waffleと協働することで、メットライフ生命はSTEM教育を通して、IT分野におけるジェンダーギャップの解消を目指し、女性やジェンダーマイノリティのキャリア育成を支援していきます。必要な支援が十分に行き届いていない人々や地域へのニーズに応えるなど、Waffleと地域社会の方々との連携を強化することで、よりたしかな未来に向けて、ともに歩んでいくことができるよう推進していきます。」
WaffleのCo-Founderである田中沙弥果氏は次のように述べている。
「社会課題の解決やイノベーション創出のために、日本では国をあげてSTEM人材の育成が行われています。日本の女子中高生は理数系の成績が世界トップクラスであるにも関わらず、保護者や教員などからの『技術職は女性に不向き』というステレオタイプに基づく発言や、そこからくる『理系分野は向いていない』という本人の思い込みが、IT分野のジェンダーギャップを引き起こしています。ITを活用したサスティナブルな社会を実現するには、若い世代の女性およびジェンダーマイノリティへの強力なサポートと多様性の推進が必要です。今回、世界有数の生命保険グループであるメットライフとともに、これらに取り組めることを非常に嬉しく思います。」

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