第一生命、株式会社JEPLAN へインパクト投資
第一生命は、ペットボトル等の資源循環の普及・拡大に独自のリサイクル技術を用いて取り組む株式会社JEPLANに対し、ESG投資の一環であるインパクト投資※として5億円の投資を実施した。
JEPLANが保有するケミカルリサイクル技術は、ペットボトルやポリエステル繊維の原料であるPET(ポリエチレンテレフタレート)を化学的に分解し不純物を取り除くことで、石油由来のPETと同等品質での再生を実現。水平リサイクルが難しいとされる汚れの多いペットボトル等も、品質が劣化することなく繰り返しリサイクル可能で、今後は低コストでの原料調達や製造規模の拡大を通じて製造コストも低減されていく見込みである。
JEPLANは世界で唯一ケミカルリサイクル技術を用いたペットボトルの水平リサイクルの商用化を実現しており、国内外での同技術の展開を通じて、環境に配慮した資源循環の発展と、持続可能な社会の実現への貢献が期待される。
本投資を通じて、高い投資収益を期待するとともに、プラスチックごみ削減・CO2排出量削減(社会的インパクト)が期待される JEPLAN の取組みを資金面からサポートし、その進捗状況を継続的にモニタリングしていく。
※インパクト投資とは、運用収益の獲得と社会的インパクト(社会の構造変化等)の創出の両立を意図して投資判断を行う投資手法。