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損保ジャパン、建設業界における間接資材調達の効率化、キャッシュレス化、物損保険の適用を実現

損保ジャパン、株式会社ネクストフィールドと、株式会社ジェーシービー(以下「JCB」)の3社は、Amazonが提供する法人・個人事業主向けのEコマース事業「Amazonビジネス」(以下「Amazonビジネス」)連携することで、建設業界のDXを促進させるための新たなソリューション「e-Stand for Amazonビジネス」を開発し、2022年4月5日から提供を開始する。
1.背景・目的
建設業界では、労働基準法の改正にあたり建設業に対しては5年間の猶予が与えられてきた時間外労働の上限規制が2024年4月から適用されることに伴い、労働時間の短縮、業務効率化の推進が急務となっている。
建設業界ではこれまでも、建設現場の効率化を目指し、現場のIT化やロボット化、重機などの遠隔操作、遠隔臨場など、多くの分野でIT化、DX化が進められてきた。
しかしながら、建設現場における資材等の調達においては、電話やメールでの注文、現金での調達など、旧態依然とした手段により多くの手作業が発生している。そのため、いまだ現金や紙の請求書のやり取りなどが行われており、結果として、内勤部門の領収書の処理等、経理処理の作業が多く発生するなど、業務効率に関する課題が山積している。
このような課題を解決するため、以前から飛島建設が提供していた「e-Stand」※に、建設現場での間接資材や材料(以下「商品」)の注文や配送、請求・決済、商品の破損等を補償する保険を連携させることで、商品発注にかかる手間を大幅に削減する。建設業界のさらなる業務効率化、利便性向上に貢献していく。
※「e-Stand」は、飛島建設が目指す、建設業界のプラットフォームとして構築された。現在は、建設現場の効率化を行うため、CCUS事業、動画サービス事業、EC事業の3つを柱として、数十以上のゼネコンで展開されている。
2.新たなソリューション「e-Stand for Amazonビジネス」
名称:「e-Stand for Amazonビジネス」
概要:飛島建設のEC事業の大型連携第一弾として、Amazonビジネス、JCB、損保ジャパンと連携し、建設現場、ゼネコンにおけるバックオフィスの効率化、安心を担保したソリューションである。
開始日:2022年4月5日
特徴:以下の3つの特徴がある。
(1)建設現場単位での調達が可能
(2)キャッシュレス・ペーパーレス(紙の領収書・請求書が不要)
(3)受取商品の動産保険の適用
3.今後の展望
今後は、建設業界で利用される、間接資材、建設資材、建設材料などを取り扱う、各メーカー、企業とも連携し、建設業界における調達の効率化を目指す。

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