太陽生命、大同生命、野村不動産ホールディングス株式会社への「サステナビリティ・リンク・ローン」を実施
太陽生命と大同生命は、野村不動産ホールディングス株式会社への「サステナビリティ・リンク・ローン」(以下「SLL」)の実施を決定した。
SLLは、借り手のESG戦略に対して設定されたサステナビリティ・パフォーマンス目標(以下「SPTs」)の達成状況に応じて、金利条件等の貸付条件が変動する仕組みとなっており、持続可能な社会の実現を推進するローン手法である。
本SLLは、「サステナビリティ・リンク・ローン原則(2021年5月版)」※に準拠した同社SLLフレームワークを活用した取組みであり、国際的イニシアチブSBT(Science Based Targets)認定に基づく温室効果ガス総排出量削減率目標をSPTsとして設定している。
※ローン・マーケット・アソシエーション(LMA)、アジア太平洋ローン・マーケット・アソシエーション(APLMA)並びにローン・シンジケーション&トレーディング・アソシエーション(LSTA)が策定。
<SLLの概要>
借入人:野村不動産ホールディングス株式会社
期間:10年
SPTs:2030年までに2019年度比、温室効果ガス排出総量をスコープ1・2及びスコープ3において35%削減
インセンティブ:SPTs達成状況に応じた金利スプレッド優遇T&D保険グループ各社は、「T&D保険グループESG投資方針」に基づき、事業活動を通じて社会的課題の解決に貢献する取組みを進めてきた。
資産運用においては、「責任投資原則(PRI)」の考え方や、国連が提唱した持続可能な開発目標である「SDGs」などを踏まえ、環境・社会・企業統治の課題を考慮する「ESG投資」に積極的に取り組んでいる。社会的課題の解決に資する本SLLは、こうした取組みの一つである。
引き続き、太陽生命と大同生命は、責任ある機関投資家としての責務を果たし、持続可能な社会の形成に貢献できるよう努めていく。