新日本保険新聞社・シンニチ保険WEB

第一生命、「宮城県上工下水一体官民連携運営事業」に対するプロジェクトファイナンスに投資

第一生命は、株式会社みずむすびマネジメントみやぎが行う上工下水道事業に対するプロジェクトファイナンスに17億円の投資を行うことを決定した。なお、本件は三井住友信託銀行株式会社が組成し、株式会社日本格付研究所より「ソーシャルローン原則」に準拠している旨の第三者評価を取得しているが、プロジェクトファイナンスとして当該評価を取得するのは本邦初の取組みである。
本件プロジェクトである「宮城県上工下水一体官民連携運営事業」は、宮城県が保有する水道用水供給事業・工業用水道事業・流域下水道事業の施設等の運営を、今後20年間にわたり民間事業者が担う事業である。
一般的に地方自治体の水道事業は人口減少に伴う水道水の利用減少や水道設備の老朽化等の厳しい経営環境に直面している。今般の事業を通じて、国内の水・インフラ事業に多くの実績を有する企業と、宮城県内の水事業に精通した地元企業が一体となり上工下水道事業の運営を行う事で、効率的な経営の実現と地方経済の活性化への貢献が期待される。
同社は本件への投資を通じ、宮城県における上工下水道事業の効率的な経営と地域活性化に向けた取組みを資金面からサポートする。今後も引き続き運用手法の高度化・多様化によって資産運用収益の向上を図るとともに、責任ある機関投資家として持続可能な社会の形成に寄与すべく、ESG投資に積極的に取り組んでいく。
【プロジェクト概要】
事業名 宮城県上工下水一体官民連携運営事業
事業者 株式会社みずむすびマネジメントみやぎ
事業内容
・浄水場等の運営管理
・薬品、資材の調達
・設備の修繕、更新工事
事業期間(予定) 2022年4月1日~2042年3月31日(20年間)

関連記事(保険業界ニュース)

生損共済

JA共済連、約80億円のESG投資を実施

生保

メットライフ、ステークホルダーのためのよりたしかな未来の創造に向けた、サステナビリティレポートを発表

生保

第一生命、MCPグループが運用する日本株ロング/ショート・ファンド・オブ・ファンズに投資

生保

太陽生命、大同生命、富士フイルムホールディングスが発行する「ソーシャルボンド」へ投資

生保

明治安田生命、フランス預金供託公庫が発行する「サステナブル・ディベロップメント・ボンド」に投資

生保

太陽生命、「日本電気株式会社」が発行する「サステナビリティ・リンク・ボンド」への投資を実施

生保

第一生命、「2023年度『お客さま第一の業務運営方針』に係る取組状況について」を公表

損保

日本地震再保険、SDGs債に投資

生保

第一スマート少短、世代別でみる<新たなチャレンジに関する実態調査>を実施~Z世代は「仕事・転職・副業」、ミレニアル世代は「スポーツ・運動」に意欲的

生保

大樹生命、米州開発銀行が発行する「サステナブル・ディベロップメント・ボンド」に投資

関連商品