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第一生命、国際復興開発銀行が発行するグリーンボンドに投資

第一生命は、国際復興開発銀行(以下「IBRD」)が発行するグリーンボンドに約110億円投資した。
同社は、日本全国のお客さまから預かった約38兆円の資金を、幅広い資産で運用する「ユニバーサル・オーナー」としてESG投資を推進しており、以下の通り国際開発金融機関等が発行するSDGs債にも積極的に投資している。
本債券は、2021年11月に開催予定の国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(以下、「COP26」)を前に、パリ協定の目標の一つである、先進国による発展途上国への支援(資金の提供)を目的に発行された債券である。
COP26に先立ち6月に開催されたG7財務相会合では、気候変動対策に関する共同声明も発表され、発展途上国に対する気候資金の提供という先進国合同目標の再確認や、国際開発金融機関に対する加盟国のパリ協定の目標達成支援の重要性などがあらためて表明された。
本債券によって調達された資金は、IBRD加盟国における温室効果ガスの排出削減プロジェクトや気候変動への適応力の高いインフラ整備を行うためのプロジェクト等に充当される。同社は本債券への投資を通じ、低炭素社会への移行を後押しするIBRDの取組みを資金面からサポートする。
今後も引き続き、運用手法の高度化・多様化によって資産運用収益の向上を図るとともに、責任ある機関投資家として持続可能な社会の形成に寄与すべく、ESG投資に積極的に取り組んでいく。
【本債券の概要】
発行体 国際復興開発銀行(S&P格付:AAA、Moody’s格付:Aaa)
発行額 約408億円(241百万ニュージーランドドル、274百万豪ドル)
同社 投資金額約110億円(137百万豪ドル)
償還期間 15年(発行日:2021年9月30日、償還日:2036年9月30日)

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